早海さんと呼ばれる日
(2012年1月期・フジ・日曜21時枠)

脚本:大島里美
演出:小椋久雄
編成企画:水野綾子
プロデューサー:貸川聡子、山崎淳子






2週連続SP・後編 みんなへ
--------------------------------------------------------

--------------------------------------------------------

腹痛を訴える父・恵太郎は、優梨子と一緒に商店街の健康診断
を受ける。そこで検査した後に、恵太郎は医師達が三ヶ月の
状態でガタが来ている事を語っていたのを耳にし、診断書を
待つまでもなく、自分の寿命が三ヶ月であろう事を知って、
子供達に優しく接していくことになるが・・・

昭和の家族とばかりに、相変わらずちゃぶ台をひっくり返して
父と子供が力の比べするかのようにケンカするような光景が
そくには存在する。

エピソードとしては如何にも即席で創ったような感じがするし、
余命の話が実は勘違いだったとする辺りは、韓国ドラマに
於ける白血病、交通事故的エピソード以上に定番のものが
有ったけど、擬似的体験を通して、親子が本音を語り合う
シーンに繋げているところは、連ドラ版の最終話みたいな
流れだったと思う。

最終的には妻が家に戻るのかどうか。そして別居している状況
の中でけじめを付けて離婚するのかどうかが連ドラ版でも
描かれなかった要素なので、その辺に探りを入れる辺りは
興味深いものが有ったけど、気持ちを伝えただけでとりあえず
現状維持っぽい所が有ったし、いよいよ還暦まで来たという
ことなので、もう夫婦には自由に生きて欲しいとするものが有る
と思う。自由に生きる中でも、気持ちが伝わっていれば、例え
離れていても繋がっているものだろうしね。

前半と後半ではあんまりドラマとしては関連がなかったという
所が意外でも有るかな。

早海優梨子 …… 松下奈緒 (29歳、一人っ子)
早海恭一 …… 井ノ原快彦 (35歳、長男、玩具「TOYMOND」)
早海研二 …… 要潤 (30歳、次男、派遣)
早海馨 …… 中丸雄一 (21歳、三男、就職活動中)
早海優三 …… 森永悠希 (14歳、四男、中学生)
早海恵太郎 …… 船越英一郎 (59歳、父、純喫茶「ガテマラ」を
経営)
早海陽子 …… 古手川祐子 (58歳、母)

入江亜季 …… 山口紗弥加 (パン屋)
入江陽 …… 須田琉雅 (亜季と研二の息子)
芳川宗則 …… 西岡徳馬 (芸大の先生)

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

inserted by FC2 system