東野圭吾ミステリーズ
(2012年7月期・フジ・木曜22時枠)

脚本・坂口理子(1)、高橋幹子(1)、ひかわかよ(2)
演出・河毛俊作(1)、澤田鎌作(2)、河野圭太、川村泰祐
小林義則、石井克人、宮本理江子、林徹、村上正典、鈴木雅之
プロデュース・小池秀樹ほか

http://www.fujitv.co.jp/higashino-keigo/index.html





第2話 犯人のいない殺人の夜〜完全犯罪殺人!予測不能の衝撃ラスト
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有名建築デザイナーの岸田家で殺人事件が起きる。
殺害したのは情緒不安定の岸田家の次男・隆夫で、夫の創介は
名声を守るために家庭教師の佐藤拓也に金で口止めをする。
上手く山林に埋めたハズだが当初の計画とは違う事が次々と
起こり始めて、刑事からは疑問を持たれてしまう。

完璧に事件を隠蔽したはずが、次々と起こる誤算によって
崩されていくもの。
主導権は何処にあるのか。そしてそれぞれが意図している事とは
一体何なのか。

初回に比べると随分面白く出来ては居たけど、ガムの流れが
犯行を裏付ける証拠になったり、写真の件で疑問点をもたれる
というのは少々違和感が有る。

写真に関しては人間の記憶の問題なので、例え背景が違ったと
しても、あの程度の誤差ならば同一だと思い違えている可能性
は有るだろうし、ガムの流れにしても、何時噛まれていた物
なのかという点に於いては、それが刺殺されたと思っていた
以前に噛まれていたものなのかどうかの判断は正直付かない
ものが有るようにも思える。

まぁ確かに現場の血痕の量が少ないという疑問点から、着眼点
を持つのは悪くは無いけど、医療知識のある人物が、何故現場
のカーペットだけは交換していなかったのかはやや疑問に残る。

そんな事よりも拓哉が一時期医学生だったという過去から
足が付くような流れをつければ良いんだろうけどね。

被害者の安藤由紀子が、父親と岸田の件を知っていたのか気に
なるものが有るし、佐藤が安藤と付き合っていた時に、兄の
存在とかに触れなかったのかな。

まぁ細かいところを突っ込みだしたらきりがないけど、やはり
刑事が語っていたように、何故殺さなければならなかったのか?
という動機に尽きるのだろうな。

ミステリー雑誌の編集長 …… 中井貴一

佐藤拓也 …… 坂口憲二 (家庭教師、元医大生)
安藤由紀子 …… 八木のぞみ (家庭教師、拓也の元彼女)
岸田隆夫 …… 吉田憲祐 (次男、情緒不安定)
岸田創介 …… 白井晃 (父、建築デザイナー)
河合雅美 …… 関めぐみ (拓也の彼女)
岸田時枝 …… 雛形あきこ (継母、隆夫の母)
岸田正樹 …… 八神蓮 (長男)
安藤和夫 …… 柳憂怜 (由紀子の兄、金のにおいでやってきた)

高野 …… 中原丈雄 (秋川警察署)

奥田達士、吉田憲祐、加藤忠司、松井茜



千佳 …… 金澤ゆかり

西本竜樹、前田剛

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