東野圭吾ミステリーズ
(2012年7月期・フジ・木曜22時枠)

脚本・坂口理子(1)、高橋幹子(1)、ひかわかよ(2)、田辺満(3)
演出・河毛俊作(1)、澤田鎌作(2)、河野圭太(3)、川村泰祐
小林義則、石井克人、宮本理江子、林徹、村上正典、鈴木雅之
プロデュース・小池秀樹ほか

http://www.fujitv.co.jp/higashino-keigo/index.html





第3話 エンドレス・ナイト〜哀しみのラスト…夫の死の謎に迫る女
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厚子の元に大阪府警察・難波署の刑事から夫・洋一の死を
知らせる電話が鳴る。
ファッションビル"アップルライン"の一階の婦人服売り場で、
洋一が包丁で刺されて殺された為に遺体を確認して欲しいとの
事。夫は事業の為に大阪に単身赴任していた形だった。
厚子は幼少期の頃からあまり良い記憶のない大阪へと足を向け
ていくことになるが・・・

刑事ドラマによく有る、最初から犯人は貴方だと分かっていた
とするパターンが最後にサプライズとして描かれ、厚子が何故
そこまで大阪を嫌うのか、その理由を一時間を通してゆっくり
と描かれた格好だった。

大阪ご当地ドラマ色の強い内容で、2時間サスペンスドラマを
一時間に凝縮するも、更なる凝縮が必要だと思わされる程に
内容としてはもの足りない。

夫のしようとしている事が、まるで父親のしている事と同じだ
とするオチは想像出来るモノだったけど、見せ方はイマイチ。
PTSDのような感じで、キーワードとなる通天閣などを見る度に
厚子の心のキズが蘇るという格好だったけど、過去のエピソー
ドをそういったキーワードを見せる度に少しずつパズルのピース
を揃えていくような感覚で完成させて欲しかった。

自分は本当に夫を愛していたのかどうか。
過去から逃げていたとする妻が、これまでの人生の中でどうす
れば良かったのか正解ルートとしての解答も難しい物が有り、
今の夫に対して何が出来たのかを示すにしても情報量が少なか
ったような感じがする。

ミステリー雑誌の編集長 …… 中井貴一

田村厚子 …… 松下奈緒 (洋裁学校講師・洋一の妻)
田村洋一 …… 田中幸太朗 (33歳、浪速区アパレル会社経営者)
番場十三 …… 大杉漣 (大阪府警難波警察署刑事)
平林真治 …… 岡本拓朗 (番場の相棒)
幼少期の厚子 …… 荒田悠良

蟷螂襲、鍋島浩、隈本晃俊、川浪ナミヲ、伊藤えん魔
野村修一、田畑利治、大木こだま、大木ひびき、木内義一、
多田実喜、小泉小百理、赤松悠実、永田沙紀

オープニングシーン

千佳 …… 金澤ゆかり

蛍雪次朗、西本竜樹、前田剛

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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