東野圭吾ミステリーズ (2012年7月期・フジ・木曜22時枠) 脚本・坂口理子(1)(5)、高橋幹子(1)、ひかわかよ(2)、田辺満(3) 山本健介(4) 演出・河毛俊作(1)、澤田鎌作(2)、河野圭太(3)、川村泰祐(4) 小林義則(5)、石井克人、宮本理江子、林徹、村上正典、鈴木雅之 プロデュース・小池秀樹ほか http://www.fujitv.co.jp/higashino-keigo/index.html

第5話 甘いはずなのに〜娘の死は他殺？トリックの鍵は二番目の妻
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6歳になる宏子がソファーで寝ている際に一酸化炭素中毒で亡
くなってしまう。ヒーターが壊れているために古い石油ストー
ブを出したのが問題で、伸彦は娘のためにストーブをつける
中、会社の社員の一人後藤から、伸彦の元不動産の登記所を
持って来て欲しい問い言われ、コンビニでファックスを送信
しようとしていたところに、二人のコンビニ強盗によって頭を
ながられ、怪我を追う。病院で目覚めた伸彦はそこで娘の
訃報を聞く。

これまでのこのドラマの中では一番面白く出来ていた。

不思議な親子との出会いによって、自分たちと同じ道を歩ませ
たくないとする藤川家が上手い事展開を導いていく。

事故に至るまでに複合的な不運の連鎖が重なってしまい、伸彦
にとっては不運にも思える事故だけど、マンション住まいだと
思っていたので、車庫までバイクの排気ガスが充満してくるの
かなと思うと違和感は有った。

最後に藤村家が伸彦に対して物事の二面性を訴えていたけど、
事の顛末を尚美から全て聞かされた上で、伸彦に対して話して
いたのだろうか?まぁそう思う所が自然では有るんだけど。

子供に好かれていないとして投げやりになっている際の尚美
の映像が効果的に使われていたし、タイトルの通り甘いはずの
旅行に於いて、一方は殺意を持ったまま旅行に臨み、一方は
秘密を抱えたまま旅行しているという点で、あんまり面白く
なさそうだね。ただ全てが明らかになった今、上手い事前には
進んで行けそうな感じがするし、妻に対して絶大な信頼を寄せ
られるのではないか。ただまぁ伸彦自身は、娘を死なせたことに
対してその後どんな行動をとったのか気になるね。