遺留捜査(第2シリーズ)
(2012年7月期・テレ朝・木曜21時枠)

プロデューサー:三輪祐見子、丸山真哉、横塚孝弘
脚本:大石哲也(1)(2)、福島治子(3)、尾崎兼一(4)
監督:猪崎宣昭(1)(2)(4)、長谷川康(3)
チーフプロデューサー:佐藤凉一
主題歌:「愛を教えて」山下達郎

http://www.tv-asahi.co.jp/iryu_02/





第4話 セミが告げる殺人!!ミサンガに込められた夢の秘密!?
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料理研究家・由香里が自宅マンションの浴室で死亡する。
死には練炭を使っていたこと、そして眠剤を導入したり、
きれいな洋服を着ていたこと、死ぬ前に室内でお香を焚いて
いたりしていたことから自殺ではないか?と推察されるが、
現場には男性のハンカチが落ちていた事、浴槽内にミサンガ
に似たフィダが残されていた事から、かねてから噂のあった
既婚者でプロサッカー選手の須川を疑っていく。

自殺なのか殺しなのかに於いて、冒頭から一癖も二癖もある
ドラマ。今までそんな捜査の可否を決めていたのは、遺留品係
である糸村の判断に依るところが大きかったけど、今回は
佐久間がやたらとハリきっていたような印象だった。

色んな形で男性に裏切られる女性たちが、結託したような感じ
で裏切った男に復讐するような物語で、日陰の女性たちの
焦点が当たったような物語で、そんな女性同士の中にも、
互いに理解し合えないものが存在していたり、伝わっていない
と思っていた気持ちが伝わっていたりと、人間関係の難しさ
が存在している。

事件自体は自殺を仄めかす電話と、その電話の内容を解析する
ことで解決に導いた話だったけど、何でそんな電話の会話が
録音されているのかイマイチよく分からず、携帯電話で有れば
通話記録と発信地を探れば音響を調べる以上に正確且つ素早く
事件解決に導く事が出来る話だったのだろうね。

刑事の足を使った捜査も功を奏して、練炭を購入した人物の
特定、そして眠剤の出所など、サッカー選手の妻の言動を通して
上手い感じで着眼点を持たせた感じかな。

クマゼミが南下しているという事を提示しようとしたかった
のかもしれないけど、流石に場所を特定するのに使うには
無理があるな。

糸村聡 …… 上川隆也 (月島中央署刑事課強行犯係係長。46歳)
水沢響子 …… 斉藤由貴 (月島中央署刑事課課長。43歳)
佐久間裕司 …… 八嶋智人 (月島中央署刑事課記録係係長。40歳)
東孝彦 …… 三宅裕司 (定年間近の月島中央署署長。58歳)
田中哲司 …… 長瀬清文 (46歳、水沢の右腕の刑事)
正名僕蔵 …… 仙堂卓巳 (38歳、刑事、東の腰巾着)
岡田義徳 …… 二宮功一 (30歳、刑事、雑用、コンピューター)
眞島秀和 …… 遠山修介 (35歳、鑑識)
村木繁 …… 甲本雅裕 (科捜研の鑑識)
江藤奈津子 …… 水野真紀 (日本音響研究所・所長)

白石義人、若松一隼、榎本有希子、古館一也、西村正明
野口大輔、徳原桂作、宗円章浩、長谷川葉月、おのさなえ
伏見嘉将、和泉崇司

白鳥由香里 …… 三輪ひとみ (36歳、料理学校、殺害される)
平田洋子 …… 高橋かおり (通販オペレーダー、由香里の隣人)
須川祐介 …… 合田雅吏 (プロサッカー選手"東京アルゴン")
須川かすみ …… 上原さくら (祐介の妻、夫を溺愛)
白鳥信子 …… 服部妙子 (由香里の母、栃木から出てきた)
管理人 …… 掛田誠 (アパートの管理人)

オジエル・ノザキ、山本郁子、丸山優子、新虎幸明、川嶋秀明

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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