遺留捜査(第2シリーズ)
(2012年7月期・テレ朝・木曜21時枠)

プロデューサー:三輪祐見子、丸山真哉、横塚孝弘
脚本:大石哲也(1)(2)(5)、福島治子(3)、尾崎兼一(4)
監督:猪崎宣昭(1)(2)(4)(5)、長谷川康(3)
チーフプロデューサー:佐藤凉一
主題歌:「愛を教えて」山下達郎

http://www.tv-asahi.co.jp/iryu_02/





第6話 天才外科医の遺したもんじゃのハガシ!!
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長瀬を失った月島中央署は心機一転、佐久間は同僚・部下を
引き連れ屋形船で食事を取っていると、突然船の窓から男が
ケンカしているのを目撃。その中の一人は佐久間が教えている
剣道道場の教え子の中尾亨だと知る。急いで止めに入るために
船を停泊してもらい現場に駆けつけると、争っていた相手の
男が現場に落ちていたパイプレンチで殴られて死亡しているのが
分かる。レンチに付着していた指紋から、中尾が容疑者として
逮捕されるが・・・

今までのこのドラマの中では一番バランスよく描かれた内容
だった。
何よりも糸村の役割が最も心地よく映る描かれ方をしている
事が見やすいドラマとなったのかも。
佐久間の関係者が容疑者として事件と関わり合いを持って
いる事からも、その流れに乗じて、佐久間が糸村のしている
事に理解を示していくという流れは上手く機能していたと
思う。

何と言ってもドラマとしては、何故10年後の約束に、深山が
来られなかったという点が、殺人の顛末以上に気になるドラマ
として存在している。

現実と過去の出来事を上手く引き合いに出して、互いに引かれ
有っているにも関わらず相反する行動をとっていた理由は何な
のか。噂に聞いている心臓外科医の本性、性格はどんなもの
なのか、死んだ後に明らかにされていく所など、まぁこの
ドラマにしてはベタな流れでは有るんだけど、面白く出来ていた
と思う。

空白の10年間。二人がどんな生活をして来たのか。
同窓会なんてキーワードを聞くと、かつての知っている相手
がその後どんな人生を送ってきたのか、そして当時の性格と
変わってしまったのかなど、それだけで楽しめるモノが有るね。

糸村聡 …… 上川隆也 (月島中央署刑事課強行犯係係長。46歳)
水沢響子 …… 斉藤由貴 (月島中央署刑事課課長。43歳)
佐久間裕司 …… 八嶋智人 (月島中央署刑事課記録係係長。40歳)
東孝彦 …… 三宅裕司 (定年間近の月島中央署署長。58歳)
長瀬清文 …… 田中哲司 (46歳、水沢の右腕の刑事)
仙堂卓巳 …… 正名僕蔵 (38歳、刑事、東の腰巾着)
二宮功一 …… 岡田義徳 (30歳、刑事、雑用、コンピューター)
遠山修介 …… 眞島秀和 (35歳、鑑識)
村木繁 …… 甲本雅裕 (科捜研の鑑識)
江藤奈津子 …… 水野真紀 (日本音響研究所・所長)

白石義人、若松一隼、榎本有希子、古館一也、西村正明
野口大輔、徳原桂作、宗円章浩、長谷川葉月、おのさなえ
伏見嘉将、和泉崇司

松下友美 …… 伊藤裕子 (旧姓:前田、元深山の彼女)
松下孝介 …… 今井朋彦 (弁護士、友美の夫、DV)
中尾亨 …… 川野直輝 (佐久間が指導する剣道道場の元生徒)
深山隼 …… 東根作寿英 (心臓外科医)

大橋てつじ、三田村賢二、大月秀幸、岩澤晶範、田川可奈美、
石川詩織、早坂直家、木下綾菜、太宰美緒、中田晴大

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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