遺留捜査（第2シリーズ） (2012年7月期・テレ朝・木曜21時枠) プロデューサー：三輪祐見子、丸山真哉、横塚孝弘 脚本：大石哲也(1)(2)(5)(6)(8)、福島治子(3)、尾崎兼一(4)、田中孝治(7) 監督：猪崎宣昭(1)(2)(4)(5)(8)、長谷川康(3)、伊藤寿浩(6)(7) チーフプロデューサー：佐藤凉一 主題歌：「愛を教えて」山下達郎 http://www.tv-asahi.co.jp/iryu_02/

第8話 屋形船が乗っ取られた！！母を殺した江戸切子グラス
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佐久間はランチで響子の妹の友達と、屋形船で見合いしている
事を知る。相手は証券会社の女性・中野真理で、趣味がない
とする地味な女性だった。佐久間に会うなり、刺激的な毎日
を送っている佐久間の事が羨ましいという。そんな中、屋形船
には散弾銃を持った容疑者がシージャックする。警視庁の高山
義和に電話すると、二週間前に自殺と判断された西田紀子の
件をもう一度調査するよう告げる。彼女は亡くなる直前に会社
の不正経理の証拠を掴んでいたとし、その為に殺害されたのだ
と告げるが・・・

テレ朝の刑事ドラマのラストは、相変わらず親子関係に問題
を抱えている人物のドラマとして描かれてしまう事が多いな。
昨日見た「警視庁捜査一課9係」でも同様にすれ違う親子の
関係がラストのエピソードとして描かれた。

糸村と対立していた佐久間が、糸村らしい粘っこい捜査を
展開して解決に導いていく流れで、現場で人質になっていた
佐久間だからこそ感じた違和感のある流れをすくい取って
事件に積極的に関わっていく。

二段オチのような形で、本事件の流れを佐久間に丸投げして、
糸村自身は被害者の女性の持つ気持ちの方を重点的に捜査
した感じ。

最近は携帯電話の通話記録が残るし、少し調べれば鈴木と
紀子の繋がりなどすぐに発覚してしまいそうな感じがするの
で、犯罪性としてはそれ程難しい案件ではなかったのかも知
れない。

最後に笹野さんの渋い演技で上手い事魅せてくれた感じで
糸村がいなければ永遠とわかり合えず、後悔を引きずったまま
生きていく事になったかと思うと、糸村の3分が一人の人生
を救ったなという感じがして、貴重な3分でした。