家族のうた
(2012年4月期・フジ・日曜21時枠)

企画統括:成河広明
企画:鹿内植、瀧澤航一郎
プロデューサー:橋本芙美
監督:岩田和行、都築淳一
脚本:酒井雅秋

http://www.fujitv.co.jp/kazokunouta/index.html





第5話 家族の前で初めての父親宣言
--------------------------------------------------------

--------------------------------------------------------

こころは転校して以来クラスの中で初めて親友・七海が出来る。
きっかけは試験中に消しゴミを貸した事。
交換日記やメールなども互いに取り交わすようになるが、
七海からは色々と親友に際してルールのようなものを設けられ、
こころは嫌われたくないという思いから、徐々に自分の意志と
は違う七海に合わせるような行動を取り始めるが・・・

さすがに低視聴率のテコ入れの為なのか、癖のある正義のキャラ
クターの中にもわかりやすい変化が見え始め、視聴者にも常識的
視点に関してもすり寄る姿が見られる話だった。

ドラマでは正義の中に求められる幾つかのポイントが存在する。

音楽の音源自体の事。音楽を売るための活動。そして子育てを
含めた私生活のこと。

音楽の事に関しては拘りを見せることに容認しつつ、それ以外の
部分に於いてはかなり柔軟さを求めていくようになりそうだ。

秀蔵が台詞の中で語るように、型破りの視線だと思わせる正義の
主張が、子育てや子供の悩みを解決するには真理を突いている
こと。今回のこころのエピソードに於いても、人間社会では何処
にでもよく有る悩みではあるが、自分らしさを追求している正義
が、彼女らしさを求める事に上手く助言していく。共に暮らして
いるからこそ、彼女らしさとは何かを親友以上に熟知していて、
その中に親としての責任感や絆、感情などを感じる作りとなって
いて見やすい作りとなっている。

金銭的なだらしなさとか約束・契約ごとに関する型破りな破棄
さ加減など、ロックという名の下で誤魔化してしまっている部分
を一昔前ならば個性とかロッカーらしさで乗り切ることが出来た
のかも知れないけど、なかなかそれがまかり通るのが難しい
時代性になった事も、このドラマの視聴率が伸びない所なのかも
知れないね。

早川正義 …… オダギリジョー (36歳ロックグループ・under
cloud)
三木康祐 …… ユースケ・サンタマリア (40歳、マネージャー)
青田洋子 …… 貫地谷しほり (28歳、写真家、朝子の妹)
水島朝子 …… 大塚寧々 (40歳、妻・料理屋)
花村良太 …… ムロツヨシ (35歳、店長、正義のファン)
坂上幸生 …… 中島健人 (19歳、アルバイト)
大澤こころ …… 杉咲花 (13歳、娘?)
松野美月 …… 大森絢音 (11歳、娘)
松野陸 …… 藤本哉汰 (7歳、息子)
東海林秀蔵 …… 藤竜也 (70歳、父親?)
藤森篤志 …… 前川泰之 (芸能事務所・社長)
水島明良 …… トータス松本 (47歳、カレーダイニング「nanja」経営)

明石誠司 …… 石黒英雄 (正義の新しいマネージャー)
高村七海 …… 荒川ちか (こころの同級生)
菊池美結 …… 菊池和澄 (こころの同級生)
大澤倫子 …… 中村ゆり (こころの母)
ミッキーの妻 …… 高橋かおり

斉木しげる、山本舞香、野口真緒、北岡紗弥、瀧川英次、久松龍一
ダイアモンド☆ユカイ、遠藤ミチロウ

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

inserted by FC2 system