家族のうた
(2012年4月期・フジ・日曜21時枠)

企画統括:成河広明
企画:鹿内植、瀧澤航一郎
プロデューサー:橋本芙美
監督:岩田和行、都築淳一
脚本:酒井雅秋

http://www.fujitv.co.jp/kazokunouta/index.html





第6話 今夜、娘のために走ります!
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倫子は娘のこころが正義たち家族と楽しそうにして居る姿を見
て、再びこころを引き取りに来る。こころの父親は正義では無い
と告げ、今度こそ親子で仲良くしようとするが、倫子は再び
男性が出来ると、こころの存在を放って置くようになる。
家族とのふれあいの暖かさを知ったこころは、いたたまれなく
なっていく。

家族のあり方というものを考えさせてくれる日曜21時のフジテレ
ビ枠のドラマ。

子供のことに無関心だった正義が急に積極的に関わり始めて来た
のもやはり枠縮小の煽りの結果だろうか。

否定ばかりしていた子供達との関係に於いて、気になり始めたで
あろう正義の姿を見ると随分と視聴者にすり寄った感じの姿が
見られ、今まで散々子供達をモノ扱いしてきた彼が、いざ目の前で
こころがモノ扱いされていると、途端に正義感を露わにするという
都合の良さは感じるけど、ドラマとしてはかなり見やすくなった。

過去の正義自身の経験を元にこころに対して勇気づける辺り、
面白く出来ていると思うし、血のつながりの有無だけが家族では
無いとする辺りはマルモのおきての中でも見られた主張だけ
ど、血のつながりのある家族のひどい仕打ちとの対比が面白く
あぶり出された格好だった。

陸だけでなく、こころまでもが正義が父親では無かったとなると
案外美月も正義の実の娘ではないとかそんなオチが有ったり
するのかなぁと。

ようやく家族の姿を見守っている秀蔵が少しずつ、自分の間違い
を息子?の正義にも同様に犯させないためにアシストする流れ
があり、その辺は安心してみられると共に、言いたくても
言い出せないであろう事実が切なく写り、この辺の要素は
引っ張って続けるのも悪くない。ただ残り2話ということを
考えると、来週辺りはヒントとなるべき事が正義に伝わっていく
流れなどが演出されていくのかな。

早川正義 …… オダギリジョー (36歳ロックグループ・under
cloud)
三木康祐 …… ユースケ・サンタマリア (40歳、マネージャー)
青田洋子 …… 貫地谷しほり (28歳、写真家、朝子の妹)
水島朝子 …… 大塚寧々 (40歳、妻・料理屋)
花村良太 …… ムロツヨシ (35歳、店長、正義のファン)
坂上幸生 …… 中島健人 (19歳、アルバイト)
大澤こころ …… 杉咲花 (13歳、娘?)
松野美月 …… 大森絢音 (11歳、娘)
松野陸 …… 藤本哉汰 (7歳、息子)
東海林秀蔵 …… 藤竜也 (70歳、父親?)
藤森篤志 …… 前川泰之 (芸能事務所・社長)
水島明良 …… トータス松本 (47歳、カレーダイニング「nanja」経営)

大澤倫子 …… 中村ゆり (こころの母)

鹿内大嗣

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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