黒の女教師 (2012年7月期・TBS・金曜22時枠) 企画・脚本：山下友弘 脚本：大林利江子、吉澤智子、池田奈津子 演出：岡本伸吾、石井康晴、川嶋龍太郎 プロデュース：伊與田英徳 UVERworld「THE OVER」 http://www.tbs.co.jp/kuro-no-onna/

第7話 恋か友情か？恐喝に愚か者！！女教師の謎
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望月は江衣花と共に図書館で密かに目配せし、周りには付き合
っている事を隠して生活する中、望月は登下校時にクラスメート
の菊地が、不良に因縁をつけられ恐喝されるのを目撃。望月
はそれを止めると、なんと不良はかつて中学時代に同じ野球部員
だった飯塚だと分かる。飯塚は望月が試合中にケンカするのを
止めようとする中で、腕を負傷して野球を諦めなければならず、
更には仲良しにしていた望月と江衣花が黙って付き合っている
事を知り、失望感から荒れてしまう。飯塚は望月に対して10万円
を都合する様求めてくるが・・・

仲間・友達をテーマにしたような今回のドラマ。

良くある感じの過去に負い目のある人物が恐喝されるという
ネタで、その上に嫉妬心まで加わり醜い話となる感じの流れ。

過去を引きずる結果、誰もが幸せになれない不幸のスパイラル
を感じさせると共に、花いちもんめに象徴される様に、
新しい仲間との関係を築き上げる中で、古い友人が押し出され
る結果となり、人間関係の世知辛い一面なども描かれた。

仲間との絆を感じたいが為に犯罪を繰り返すという実に頭の
悪い男の物語だし、貧富の差や境遇の違いなど、色んな意味
で今回のドラマで劣等感やら嫉妬心を味わせるような味付けが
して有る。

例え暴行した映像が有ったとしても、警察が通帳を押さえれば
望月側が全面的に有利に働くと思うし、なんとなく今回出て来た
三人が過去に於いて仲良かった風な感じに見えない所も有って
やや違和感は有った。

ただ仲間の中に警察官が居るとホント便利だなと改めて感じ
させる内容だったけど、仲間でも何でもないとする彩の心の傷
なり、夕子の事情なりがそろそろ描かれて欲しい気がする。
夕子が通っている生徒・長嶋瑞穂との間に何が有ったのかだね。