黒の女教師
(2012年7月期・TBS・金曜22時枠)

企画・脚本:山下友弘
脚本:大林利江子、吉澤智子、池田奈津子
演出:岡本伸吾、石井康晴、川嶋龍太郎
プロデュース:伊與田英徳
UVERworld「THE OVER」

http://www.tbs.co.jp/kuro-no-onna/





第8話 最終章〜教師の秘密副校長の愛に愚か者
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大学の指定校推薦の面接が行われる日に、江衣花は面接会場へ
と急ぐ中で、苦しむ老人が居るのを見つつ、どうしても会場に
遅れるのを気にする余り見過ごしてしまう。なんとか合格する
中で、過去に彼女は妊婦の女性を助けており、その女性がタウ
ン誌の記者だったことから、彼女は誌面で取り上げられる事
になる。しかしそれを見た老人は、苦しむ自分を見捨てた女性
がそのように"善意の女子高生"として掲載される事に違和感を
覚え、学校にクレームにやってくる。

江衣花のやっていること、そして副校長のしている事は人とし
てどうかと思うけど、二人のしている事を一緒くたに扱うのは
また別だと思う。助けて当然のことだと思うけど、まるで
犯罪者だとばかりにやってくる老人の行動にもなんだか違和感
が有ったり、街角のファッションチェックの様な写真に掲載
されただけで停学などという辺りのこじつけ方には、かなり
感情移入を阻害するだけの違和感が有った。

江衣花の中には、雑誌に掲載される梅原優にライバル意識や
嫉妬心が存在していたのだろうか。

平等な教育が逆に不平等になっているという現実は分からない
でもないけど、公立と違い私立の高校なのだから、ある程度
自分の選択でこの学校に入れるのだし、教育の変革を求めるので
有れば、もっと別の形が有りそうな気もする。

同じような方法論で副校長に現実を知らしめるが為のアクション
を起こすも、何処か歪な感じの物語に見えるし、前回更生した
かと思った望月が再び嫌らしい形で台頭し始めたかと思うと
流石にウンザリするものがある。

そろそろ戸田の事情も描いて欲しい。
両親は離婚との事だけど、まるでこの子ストーカーみたいに
なっている。

同じく教育の現場を描いているGTOでも生徒の徹底管理教育
の必要性を唱える展開になっているけど、高倉たちは僅か数名
だけで、この教育論を完成させているという事なのね。

高倉夕子 …… 榮倉奈々 (進路指導を担当する生物教師)
青柳遥 …… 木村文乃 (現国教師、3-D)
野口 …… 駿河太郎 (警察官)
堀田学 …… 光石研 (都立国文館高校・教頭)
内田すみれ …… 市川実日子 (古典教師、3-C)
芹沢恵子 …… 南果歩 (都立国文館高校・校長)
藤井彩 …… 小林聡美 (美術教師)
近藤剛 …… モロ師岡 (英語教師、3-A)
榎戸修平 …… 鈴木亮平 (世界史教師、3-B)
落内福子 …… トリンドル玲奈 (購買部職員)

3年D組の生徒
戸田トシオ …… 松村北斗 (謎の多い転校生)
望月亮平 …… 千葉雄大 (クラスのボス的な存在)
下村明日香 …… 大野いと (恋愛体質の女子高生)
杉本順平 …… 西井幸人 (成績優秀、英語が得意、臆病)
松本栞 …… 土屋太鳳 (東大を狙える才女。しかし家が貧乏)
安田俊介 …… 山ア賢人 (バレー部)
山岸リオ …… 竹富聖花 (達也と付き合っている)
佐伯江衣花 …… 広瀬アリス (望月と中学時代から友達)
栗原啓太 …… 太賀 (明日香を見守る)
野間薫 …… 杉咲花 (リオと幼なじみ)
三島恭子 …… 藤原令子
立花聡 …… 上遠野太洸 (父がみどり銀行の偉い人で金持ち)
梅原優 …… 中条あやみ (杉本と同様に臆病、ファッション関係)
菊池望 …… 藤原薫 (気が弱い、カツアゲされそうになる)
坂口学 …… 岡山天音
高木瑞希 …… 坂田梨香子
河野弥生 …… 紗也
緑川風香 …… 篠原愛実
副島総一郎 …… 永江祐貴
三浦一樹 …… 服部寛隆
黒木達樹 …… 鈴木彰人
井上廉太郎 …… 小森真誉
原田圭吾 …… 脇卓史
三橋拓斗 …… 快斗
磯村勇太 …… 鈴木龍之介
小野千夏 …… 小野明日香
加納麻理 …… 村崎真彩
中谷真由 …… 寺山葵
岩崎結衣 …… 久野みずき

小川 …… 品川徹 (元高校教師、心臓の痛みで倒れる)
組子 …… 白羽ゆり (タウン誌の記者)
教育長 …… 小林隆

佐藤旭

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