ラッキーセブン
(2012年1月期・フジ・月曜21時枠)

シリーズ構成:佐藤信介
脚本:早船歌江子、野木亜紀子
音楽:ティム・ウィン
演出:佐藤信介、成田岳、平野眞
プロデューサー:重岡由美子、関口大輔

http://www.fujitv.co.jp/lucky-seven/index.html





第1話 新米探偵、女ボスからの初ミッション!
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無職の時多駿太郎は人妻の美香と密会していたが、彼女から
夫が雇った探偵によって浮気がバレ、もう逢えないことを言わ
れる。写真は地下駐車場で撮られたものだとして、駿太郎は
あの時ストールを渡してくれた男が探偵だと判明。たまたま
見つけたその男を追いかけていくが・・・

いよいよ始まった今期の月9。
最近の月9の傾向としては、あまり連ドラでは名の知れない
新人の脚本家を起用している事か。そして二人体制で協力して
担当している所が目に付く。

野木さんはフジテレビの2010年のヤングシナリオ大賞を受賞
した作品さよならロビンクルーソーを担当した方のようで
新人をいきなり月9に起用する辺りの冒険さには、敬服したい
ところだ。

ドラマの舞台はラッキー探偵社。
最近ドラマといえば刑事ものか探偵ものばかりが素材として
扱われている。それだけドラマとしては作りやすいフォーマッ
トなんだろうけどね。
最初から仲がよい関係などあり得ない訳で、駿太郎と新田の
二人のライバル意識は今後共に興味を引く物があるし、
ボケの旭淳平、突っ込みの水野飛鳥など、バランスよく配置
されている。

感心したのはやはり格闘に於ける迫力が見事映像として
伝わってきた点だ。相変わらず痛みを感じることの無い格闘
だったが、形としては見事なものがあった。
テレビ東京のドラマここが噂のエル・パラシオなどでも
女子プロレスの対決はなかなか上手く撮られていたけど、
最近は見せ方が上手くなっているな。

ドラマ自体は、新田のスキルはすぐに分かったけど、駿太郎の
スキルは果たしてなんなのか。個人的には、相棒の神戸
的役割である、女性に心に入り込み、情報を引き出すのが彼の
役目だと思っていたけど、どちらかといえば彼は新田との間
で起きている格闘に於ける強さみたいなものを求めている感じ。
何故こんなに駿太郎が強いのか、全く説明としては不十分だけ
ど、まぁ格好良いので問題はないか。

探偵社と警察が意外と蜜月の関係にあるところも、意外と
いえば意外かも。大抵警察を出し抜いていったりするところ
だけど、見事な共存関係にある設定だな。

時多駿太郎 …… 松本潤 (ラッキー探偵社)
新田輝 …… 瑛太 (ラッキー探偵社)
旭淳平 …… 大泉洋 (ラッキー探偵社)
水野飛鳥 …… 仲里依紗 (ラッキー探偵社)
真壁リュウ …… 谷原章介 (俳優)
桐原由貴 …… 吹石一恵 (北品川署・刑事)
茅野メイ …… 入来茉里 (ラッキー探偵社)
時多孝次郎 …… 小山慶一郎 (次男)
後藤将司 …… 金田明夫 (北品川署・警部)
時多百合子 …… 岡江久美子 (駿太郎の母)
筑紫昌義 …… 角野卓造 (ラッキー探偵社)
藤崎瞳子 …… 松嶋菜々子 (ラッキー探偵社)
時多翔太 …… 後藤奏佑人 (三男)


松浦拓巳 …… 水橋研二
松浦茉菜 …… 緑有利恵
ウエノ美香 …… 松本若菜

大川内浩、清水めぐみ、後藤泰佑人、水橋研二、緑友利恵、
佐久間哲、内ケ崎ツトム、西明彦、酒井博史、武井洋介
仗桐安、夏月、岩本淳也、根本太樹、石戸健太郎、角田明彦、
林田直樹、佐藤宏一、三宅克治、太田鷹史


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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