ラッキーセブン (2012年1月期・フジ・月曜21時枠) シリーズ構成：佐藤信介 脚本：早船歌江子、野木亜紀子 音楽：ティム・ウィン 演出：佐藤信介、成田岳、平野眞 プロデューサー：重岡由美子、関口大輔 http://www.fujitv.co.jp/lucky-seven/index.html

第2話 名コンビ研究室潜入
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研究員の素行調査の依頼が舞い込む。
専門的な知識を要すると言うことで、東都大の理学部中退の
新田が担当することになり、他のメンバーは彼を全面的に
バックアップする事になる。
果たして対象者である佐々岡は、どんな人物なのか。

ドラマとしては面白くできているのだけど、やはり今回の件
では多少なりとも専門的知識を要するという事で、対象者との
アプローチの仕方には相当無理が有ったような印象ばかりが
残る。
それをずっと引きずったままドラマが進行してしまう為に、
どうしても研究員との絡みに於いては、不安さと不自然さが
混在して、ドラマ本来の持つ素行調査の流れや人間関係の形成
に関して、少々安っぽさが出てしまった。

変わったのは俺なのかお前なのか。

大抵素行調査を依頼すると、対象者は悪事を働いているパター
ンだけど、ここではそういった紋切り型の展開ではなく、
かつての親友でもありライバルだった研究員の姿を知ること
で、寧ろ変わってしまった自分ら気付かされるという点は悪
くない流れ。

妻との件についても口べたで仕事のことを家では話さない訳だ
けど、大事なことは覚えているという辺り、不器用さが出てい
て、如何にも研究者って感じの味付けがしてある。
探偵の仕事以上の仕事をしていく辺りも、お節介ながらも
彼らのしていることの正当性をより強調する感じで良くできて
居たと思う。