ラッキーセブン (2012年1月期・フジ・月曜21時枠) シリーズ構成：佐藤信介 脚本：早船歌江子、野木亜紀子 音楽：ティム・ウィン 演出：佐藤信介、成田岳、平野眞 プロデューサー：重岡由美子、関口大輔 http://www.fujitv.co.jp/lucky-seven/index.html

第5話 別れの予感、駆ける夜
--------------------------------------------------------

--------------------------------------------------------

新田は住居侵入と窃盗の容疑で指名手配される中で、事務所は
公安委員から呼び出され、新田の件で事実関係を問われ、下手
すれば事務所の処分が決まるという。新田は退職届を出して
居ることもあって、辞めた事にすれば一応管理者責任の追求を
逃れることは出来るとするが・・・

週刊誌に情報を売ったからと言って、情報源がその様に大変な
状況に陥るというのもやや違和感があり、TBSのドラマ
「運命の人」と同様に、ネタ元として存在している警視庁幹部
の収賄の件の方が明らかに大事だろうと小一時間な内容では
ある。

新田の行動の意図を短い期間ながらも心を通わせていた瞬
太郎が主導して勘を働かせていく所など悪くはないが、自ら
語っているように探偵は勘ではなく事実を掴んでこその商売な
のかな。

正直監視カメラの映像も有るということで、新田の容疑が
晴れるのもそう難しいものではないが、警察内部に不正して
いる人物が居ることに関しては、かなり中途半端なまま一旦は
お開きのような状況になった。この辺の流れは、今後駿太郎が
影でフォローし追跡していくのであろう事は分かるし、その
流れが、瞳子の父親の件と繋がっているということで、最終話
辺りにその辺の事情が明らかになっていくのかな。

突然新田が進路変更した流れの中に、実は父親が警視庁の幹部
で不正をしているような設定があるのかと思ったけど、新田の
父親は別の所に有る企業の社長なのかイマイチよく分からない
ものがある。

今まで殆ど活躍らしい活躍をしていない人たちが突然満遍なく
キャラクターとして利用されたところにやや違和感があった。
最初からどのキャラクターも上手く動かしていれば、今回の
様な状況でもすんなりと見入ることが出来たのだろうなと。