マメシバ一郎 フーテンの芝二郎
(2012年10月期・テレ玉・土曜23時枠)

製作総指揮:吉田尚剛
監督:芦塚慎太郎
企画・脚本:永森裕二
音楽:野中"まさ"雄一
プロデューサー:平体雄二、飯塚達介
オープニング曲『フーテンカイト』歌:高橋直純
エンディング曲『スブタにパイナップル〜社会人編』歌:盛岡冷麺

http://mameshibaichiro.net/





第11話 自分が正しいと思った時から、すべての間違いが始まるのだ
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二郎は一郎をオークションに出品して金銭をだまし取る詐欺を
働いているのが権藤だと思ってマチコにも話したところ、実際
には公園でよく会う一成が関わっている事が判明する。
一成を尾行すると、なんと元二郎の実家で現在売家に住んでい
る事を知る。

暫く遠くから監視していた二郎だが、一郎が自分の手を離れて
一成の元に行ってしまった事から仕方なく、一成の前に出て行く。
一成はここを格安で借りていると告げると、どうせ母親の差し金
だろうと呟く二郎。女性・老女から奪った50万円を返せと要求
し、オークション詐欺を働いたのはお前だろうと告げる。
何故私が悪い人物だと決めつけるのか?という一成は、開き直った
ように、見た事もない老女の方が嘘をついている可能性だって
有ると告げる。目の前の事を疑い罪を押しつけ、全体を見通せて
いないと指摘。二郎の行動は側面しか見ていないものだという。

そんな中、詐欺を訴えていた女性・陣内香里もやってくる。
香里は一成に対してもうここまで来たら明かす時だとして、
全ての事情を語り始める。二人は夫婦だということ。そして
二郎が変わったように鞠子によって雇われている人物だと判明
する。彼らは商売に失敗して、占有屋というものをして各地を
転々としており、そんな中、この家にもたどり着いたという。
そこで鞠子と出会い仕事の話を持ちかけられたとの事だった。
出来るだけ二郎を虐めて欲しいと依頼されたという。精神的に
追い込むこと。信じていたモノを裏切るような行動を取って
欲しいのだと言われたという。

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いよいよ一成の正体が明らかになる。
全ては鞠子が仕組んだ罠だと知り、母親への抗議VTRを作成
する中で、以前にこの店で購入していった女子高生が、ペット
の犬を返しに来ることを知り、彼女も鞠子に雇われた人物なの
ではないかと疑っていく。

人を疑う事を知らない二郎にその感覚を味わせようとしたの
だろうか。寧ろ二郎は常に否定的に物事を捉えるところがある
ので、人を疑いまくっている所が有る気がするけどね。
鞠子さんの策士っぷりが凄いなと思いつつ、二郎に近づいて
くる全ての人物が鞠子の刺客ではないかと疑うところは面白
かった。

母親との決別。巣立ちなのか。

君自身が逃げ続けたら何も変わらない。

一成たちを更生させる役目を果たしたり、人に影響を与えられる
人物になった二郎の姿は既に立派に成長している。

借金の問題と売家の問題は何処まで本気なのかが気になるね。
そして最後のエピソードはやはりマチコと父を引き寄せる為の
ものなのかな。

ベーちゃんまで疑われたときには、ちょっとギクっと来ました。
ベーちゃんだけは鞠子に取り込まれていないで欲しいけどね。

芝二郎 …… 佐藤二朗 (脱ニートの38歳。ペットショップ勤務)
真田まちこ …… 南沢奈央 (しつけ教室のトレーナー)
財部陽介 …… 橋洋 (二郎の親戚 郵便局員)
市村影虎 …… 高橋直純 (ペットショップ店長)
仁政一成 …… 野間口徹 (無職の犬ビギナー)
陣内香里 …… 原史奈 (ペットショップのお客)
椎名ノゾミ …… さいとうみき (ペットショップのお客)
女性客 …… 千鶴ちい (チワワの飼い主)
福山 …… 元田牧子 (主婦)
権藤茂 …… ダンカン (借金取り)
芝富子 …… 角替和枝 (二郎の叔母)
芝重男 …… 志賀廣太郎 (二郎の叔父)
芝鞠子 …… 藤田弓子 (二郎の母)

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