三毛猫ホームズの推理
(2012年4月期・日テレ・土曜21時枠)

原作:赤川次郎 「三毛猫ホームズ」シリーズ
脚本:大宮エリー
音楽:金子隆博
シニアチーフクリエイター:櫨山裕子
プロデューサー:池田健司、秋元孝之、福井雄太
演出:中島悟、南雲聖一、菅原伸太郎、松永洋一

http://www.ntv.co.jp/mikeneko/





第5話 回る殺人の怪!?初恋の義太郎
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片山家の三人は、栗原にランチを奢ってもらう中で、突然
義太郎の辞職届が受理された事を聞く。再来週からはただの
一般市民に戻ることを聞かされ晴美は家訓はどうするのか
と心配する中、レストランに突然銃声が鳴り響く。
すると近くで食事をしていた男性・神田勇一だった。しかし
彼は銃弾によって倒れたのではなく、注射器で除草剤に使われる
ポラコートを注入され毒殺されていた事を知る。彼のポケット
の中から脅迫されていたとする手紙が入っていた。捜査する中で
二人目、三人目の被害者が出始め、彼らは共に都立八王子南高校
の同級生である事が分かっていく。

次々と人が殺されていき、殺人の凶器が次の犯行・殺害現場から
見つかっていくという連続殺人事件。彼らが手にしていた写真
の女性・藤田ゆかりは三ヶ月前から音信不通だった。果たして関連
は有るのか。

事件としてはありがちな復讐殺人で、凶器が次の現場から見つかる
という流れ自体は可能性を感じる流れだった。
大抵の連続殺人事件は、犯行を誇示したいが為にメッセージ性
が含まれている場合が多く、この場合誰にでも分かりやすい形で
事件が存在している。

犯人は明らかに津川でしょ?みたいな登場の仕方。
義太郎が珍しく女性に恐怖心を抱かないというフラッグだけで、
津川が犯人説にたどり着いてしまうところがちょっぴり悲しい
所でもある。

義太郎が刑事を辞めようが、女性に恐怖を抱こうが、血を怖がろ
うが、どの要素を見ていて全く興味に繋がっていない。
マツコの使い方も特に面白い感じに見えないし、この辺で面白さを
見いだせないと、このドラマの特徴が分からないんだよね。
マツコを事件に関わらせるためには現場に連れて行かねばならない
訳で、そういう意味ではなかなか関わらせるのは難しいのか。

晴美が一人で被害者宅に侵入してしまうというのも、強引な作りだし、
そんな権限どこにあるんだとの突っ込みを感じつつ、来週の解答編を
待つばかり。

過去にどういう事件が起きていたのか。
そして失踪している写真の女性と津川のつながりとは何なのか。
最初の事件に起きた銃弾の謎は一体どう繋がっていくのか。

片山義太郎 …… 相葉雅紀 (29歳。細身。警視庁捜査一課の刑事)
片山ヒロシ …… 藤木直人 (39歳の独身。義太郎の兄)
石津良平 …… 大倉忠義 (25歳。晴美の「自称」恋人、刑事)
片山晴美 …… 大政絢 (24歳。義太郎の妹)
ホームズ …… シュシュ/(猫の化身)マツコ・デラックス
根本敏夫 …… 尾美としのり (警視庁捜査一課、片山の先輩)
栗原肇警視 …… 石坂浩二 (警視庁捜査一課の課長)
樋口 …… 植木夏十 (刑事)
村田 …… 君沢ユウキ (刑事)

津川旬子 …… 吉瀬美智子 (八王子中央署)
小林 …… 升毅 (本郷西署強行犯係係長)
神田勇一 …… 隈部洋平 (30歳、明興不動産)
石井一馬 …… 長谷川朝晴 (ラジオDJ)
藤田ゆかり …… 肘井美佳 (ラジオお天気DJ)
少女時代のゆかり …… 谷中唯彩
久保山良男 …… 赤木伸輔 (大崎在住)
安東 和敏 …… 七枝実 (飲食店店長、ナイフで殺傷される)
結城 哲也 …… 竹森千人 (多摩川の河川敷で絞殺される)
神田 照代 …… 羽里早紀子 (勇一の妻)
神田 大祐 …… 長島暉実 (勇一の息子)

評価:★★★★☆☆☆☆☆☆ (4.0)

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