もう一度君に、プロポーズ (2012年4月期・TBS・金曜22時枠) 脚本 - 桐野世樹 音楽 - 村松崇継 演出 - 村上正典、木下高男 プロデューサー - 森安彩 主題歌：JUJU「ただいま」 http://www.tbs.co.jp/propose2012/

第8話 始まりと終わりが重なる時…辿り着く答えは…？
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可南子と別れる事に決めた波留だが依然として離婚届を出せず
にいた。そんな中、父親が倒れたとの連絡が入り病院に行くも
父は貧血だとして、何もない素振りを見せる。
一方可南子は、波留への気持ちに対して、複雑なものを感じて
いた。可南子は色んな人からアドバイスを受けるが・・・

波留の中で子供を持つ事への違和感やら恐怖心が、可南子との
間で蟠りを見せていた原因なのかなと思うところがあり、波留
の出生・生育環境がそのまんまキズとして鮮明に浮かび上がら
せるものとなった。今後はそんな傷を癒す為に母親に会ったり
子供を持ちたいと思う気持ちを通して、軌道の修正を図って
いくのかな。

可南子の中の一番の蟠りは何と言っても記憶が抜け落ちている
事で、記憶のない頃の自分と向き合い、そしてその中で出会っ
た波留との関係に向き合っていくことになりそうだ。

周りから聞く波留の優しさと自分が実際に感じた波留の優しさ
の整合性を上手くすりあわせていき、日記を通して、それらを
上手く補完していくのだろう。

最後にダメを押すような形で波留が可南子の父の墓でお供えし
ている流れが有ったけど、波留だとすぐに分からない様な仕掛
けになっていて、決定的な場面で彼によるものだと分かる段取
りだとまた良かったんだけどね。
既に一哉が可南子に対する意志を表明した後での事なので、
障害物が無いって辺りが、やや展開の妙を打ち消している感じ
は受けるが、前回結婚式でのbefore - afterを描いていたので
今回はそんなお墓でのbefore - afterを通して、上手く波留
の性格が描いたというところなのかな。

裕樹の中でも、家族に対する肩の荷を下ろすことで、波留に
対する視線も柔らかになる感じだし、今後は自分の幸せを
追求していくのだろう。

全ての人が波留と可南子が結ばれるよう流れを示唆し誘導して
いる感じだけど、最後に残されたのは育ての親と生みの親との
エピソードがどう影響していくのかだね。