妄想捜査〜桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活
(2012年1月期・テレ朝・日曜23時枠)

原作:奥泉光
脚本:森ハヤシ、及川拓郎
監督:小泉徳宏、及川拓郎
ゼネラルプロデューサー:横地郁英
プロデューサー:関拓也、目黒正之、和佐野健一

http://www.tv-asahi.co.jp/mousou/





第6話 水着美女(秘)人体発火トリック!!密室に4人の容疑者
--------------------------------------------------------

--------------------------------------------------------

クワコーは目覚めると、突然木村や沼袋と共に監禁されている
事を知る。
クワコーたちと連絡が付かなくなった神野は気になり探して
いると、その過程で今日は、この学校で二年前に起きた"赤い
たらちね2・26事件"の当日である事を知る。臨床心理学の権威
が人体実験を行い、人の極限状態下での行動を調べた後に、
一人の生徒が火だるまになり校舎の屋上から転落する事故か
起きていたことを知る。

設定自体は相当都合良くできているなという印象だった。
室内から物が消えたり出てきたりする辺りのトリックは完全に
現実離れしているし、簡単に逃げられそうな状況の中で
時間を引き延ばしているとしか思えないようなやりとりが
延々と続いていく。

地下に囚われているという教授の存在とかかなり現実離れし
ている所があったし、レクター博士を想定していた割には
やりとりがイマイチ興味深くはなかった所は残念。
犯人はヤスだと語る辺り、「ポートピア連続殺人事件」なの
かと思ったけど、流石にファミコンネタを使うわけもないよね。

ただクワコーと教授の繋がりを知ったり、木村とチワワくんの
繋がりが分かったりで、それなりに面白い物があった。

想定していた事件の流れは、山内の彼女が火だるまになり、
その原因を特定・復讐を果たす物語なのかと思いきや、彼は教授
を助けたがっていたようだし、それ以外にも神妙な展開が用意され
ているかと思いきや、実際にはその殆どが肩透かしに終わるという
如何にもコメディっぽい味付けだった。

クワコーに対する神野の視線もそれなりに興味深く描かれて
いたところは良かったかなと。

桑潟幸一 …… 佐藤隆太 (31、文学部・准教授)
神野仁美 …… 桜庭ななみ (19、ミステリー研究会)

木村郁子 …… 倉科カナ (24、ミステリー研究会)
早田梨花 …… 竹富聖花 (18、ミステリー研究会・魔法使い)
押川千恵 …… 藤村聖子 (20、ミステリー研究会・忍者)
山本瑞穂 …… 河北麻友子 (19、ミステリー研究会・英語)
鯨谷艶子 …… 倍賞美津子 (文学部教授)
耳島アキラ …… 升毅 (清掃員)
沼袋千太郎 …… 渡部秀 (房総工業大学"ボーコー大")
森永智子 …… 杉本有美 (ラクロス部)
別野智子 …… 西田奈津美 (ラクロス部)


敷島悟 …… 吉田鋼太郎 (教授)
山内康夫 …… 高橋一生 (助手)
クワコーの母 …… 黒田福美

近藤將生、愛萌、相川結、木庭博光、五十嵐翔、安田洋子
水崎綾、遠藤奈美、奥井佳尚、ナタリア・カンボロツカ
グレゴリー・ペーカー、ダリア・ロドリゲス


評価:★★★★☆☆☆☆☆☆ (4.0)

inserted by FC2 system