妄想捜査〜桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活 (2012年1月期・テレ朝・日曜23時枠) 原作：奥泉光 脚本：森ハヤシ、及川拓郎 監督：小泉徳宏、及川拓郎 ゼネラルプロデューサー：横地郁英 プロデューサー：関拓也、目黒正之、和佐野健一 http://www.tv-asahi.co.jp/mousou/

第8話 さらば名探偵…殺人同窓会！！変装美女の(秘)略奪愛
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学園の構内で警備員の男性が深夜用具室で2mを超える体が
ヌルヌルしたような化け物を見たという噂が出る中で、クワコー
の前に少額の時の同級生で初恋の相手・雨宮千佳が現れる。
この学校で准教授をしている事を告げると雨宮からは格好良い
と褒められ、もしかすると恋愛に於ける脈があるかもしれない
と考えたクワコーだが・・・そんな折り、学園では学生アンケ
ートの結果、最悪だった教師一名が首になるとの話が持ち上が
っていく。

今回のように幸一のしゃべりがあまり五月蠅くなりすぎないと
ドラマとしては随分落ち着いた感じに見えて、面白く見ること
が出来る。
最終話に来てようやく初期の頃に感じた、このドラマの良さに
触れられた感じも受ける。

化け物の正体は、一体誰なのか。
ヒーロー好きの植松によるものなのか、それとも植松に強さを
取り戻して欲しいと感じている雨宮によるものなのかと言った
想像が容易に立つけれど、視聴者の想像を裏切っていくという
点で面白いものが有ったし、ドラマの中にあまり複雑な謎を持
ち込まず、化け物の正体の追求していく流れと、突然現れた
初恋の相手・雨宮が好意を寄せる存在をシンプルに探し出す流れ
に集中したことで、見やすくて面白さにも繋がったのだと思う。

わざとらしいスタイリッシュチャンスも無く、アレンジしたかの
ような、マリッジブルーチャンスという名の下にクワコーが
動くというのも良くできていたし、最終的にはクワコーの良さ
を引き出す、神野との関係によって、彼の存在意義を示した
所も良かった。