浪花少年探偵団
(2012年7月期・TBS・月曜20時枠)

原作 - 東野圭吾『浪花少年探偵団』『しのぶセンセにサヨナラ』
(講談社文庫刊)
脚本 - 吉田紀子、江頭美智留、沼津そうる
演出 - 清弘誠、池澤辰也、東田陽介
プロデューサー:黒沢淳

http://www.tbs.co.jp/program/naniwashounen_2012.html





第4話 自殺?事故?密室殺人!?東野圭吾の真骨頂!!
--------------------------------------------------------

--------------------------------------------------------

球技大会の練習をしているしのぶ先生の事を見ている中年の
男性・西丸が居る事が分かり、串カツ店の外でもそんな
男と遭遇したことから事情を尋ねると、しゃぶしゃぶをごちそ
うするからと頼まれ、西丸と共に彼の家を訪ねる。すると
そこで従業員の米山が窓から落ちて亡くなる。
現場に鍵がかかっていた事や、靴が揃えて落ちていたことで
自殺を匂わすモノがあったが、戸棚に並ぶファイルが不自然で
有る事と、落ちた窓のブラインドが不自然な形で折れ曲がって
いる事が分かり、人の手によって突き落とされたのでは
ないかと考え、捜査を開始する。

しのぶの事を必ず興味深い目で眺めている人から始まるドラマ
だね。
2話くらいまでそんな役割を牽引していた本間は、今回完全に
町の一人として組み込まれて上手い感じの繋がり感を見せる
と共に、しのぶと美佳との関係に於ける綱引きの駒として利用
される格好だった。
場面が一気に変わったと感じるのは自動車教習のシーンが
一切出てこなかった事か。

事故死した社員を利用して息子の態度を改めさせようと
する、ドラマとしては単純な様でややこしい話で、あの瞬間で
そんな事を計算に入れて行動している会長の行動自体に違和感
を覚えるものが有った。

事件に於いて物証が多いようで実際には少なく、特に会長が
関与したと思わせる直接的な物証が殆ど無い所が、ドラマを
致命的なところに追い込んでいる感じがする。

子供や素人先生が事件解決に導いているという事なので、初歩
的なトリックを使い物証などもガンガン提示しても良いんじゃ
ないだろうかという感じもする。

ドラマとしては社員の男性が自殺する意思がなかったという
提示と、あの現場に誰も居なかったとする流れが必要で、
そういう意味ではこの二つの流れは上手く証明出来たと思う。

最後の謎解きの場面に於いては想像の域を超えていない部分
も多く、この流れだけで、あの社長が性格を改めるとも
考えられない事も有って、ちょっぴり微妙な流れが存在して
いた気がする。

竹内しのぶ …… 多部未華子 (大路小学校常勤講師・6年2組)
新藤修平 …… 小池徹平 (住吉中央署・刑事)
本間義彦 …… 山本耕史 (会社員)
榛名美佳 …… 木村文乃 (教師、音楽)
原田日出子 …… 斉藤由貴 (妻、夫に不満、車の免許講習へ)
原田昌夫 …… 温水洋一 (串カツ"まーちゃん"店主)
漆崎進 …… 段田安則 (住吉中央署・刑事)
中田幸夫 …… 小日向文世 (教頭)
竹内妙子 …… 松坂慶子 (しのぶの母、夫と仲が悪い?)
尾形 …… 戸田昌宏 (住吉中央署・刑事)

6-2生徒

原田郁夫 …… 前田航基 (長男)
田中鉄平 …… 濱田龍臣 (東京から引っ越してきた?)
土屋芙美 …… 八木優希 (優しい子)
朝倉奈々 …… 浜辺美波 (美少女系)
上原美奈子 …… 二宮星 (おしゃべりな子)
畑中弘 …… 高橋晃 (原田、田中と仲が良い、銭湯)
原田修 …… 前田旺志郎 (次男、ナレーションも担当)
福島友宏 …… 伊澤柾樹 (たこやき店をしていた父・文男)

芹沢勤 …… 吉井一肇
阿部翔太 …… 上妻成吾
石川萌 …… 今井風花
井上拓真 …… 市川理矩
江藤美咲 …… 佐々木麻緒
加藤亮太 …… 松野太賀
渋谷淳一 …… 橋本一輝
園田優花 …… 梅沢朋花
中西雄太 …… 吉岡竜輝
根岸明日香 …… 川田怜奈
野田翼 …… 鈴木励和
日野桃子 …… 佐藤瑠南
松川はるか …… 樽本真生夏
間中翔 …… 谷藤力紀
三輪菜月 …… 古川加奈子
持田舞 …… 蔵前美郁
吉川美羽 …… 横山久留美

掛田誠、片岡冨枝、西井隆詞、野々村のん

西丸仙兵衛 …… 蟹江敬三 (西丸商店の会長)
西丸昭一 …… 梶原善 (西丸商店の社長)
和代 …… たくませいこ (職員)

ヘイデル龍生、牧村泉三郎、藤本静、椎名泰三、菊口富雅
佐藤勇人、大武聡志、佐藤勇輝

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

inserted by FC2 system