遅咲きのヒマワリ 〜ボクの人生、リニューアル〜
(2012年10月期・フジ・火曜21時枠)

脚本 - 橋部敦子
音楽 - 海田庄吾
演出 - 石川淳一、植田泰史
プロデュース - 成河広明、小林宙、江森浩子
主題歌:Mr.Children - 「常套句」
オープニング:「あなたに」(MONGOL800の曲のカバー)

http://www.fujitv.co.jp/osozakino_himawari/index.html





第5話 必死に頑張るのってカッコ悪いですか?
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丈太郎は順一たちが抱えている問題の大きさを改めて感じる
と同時に人々と関わっているウチに、この土地では自分だけが
知らない事実がある事もまた感じていく。

逃げ道のある人と無い人とでは色んな面で心のゆとりの違い
として現れ、その温度さというものが、面白くあぶり出されて
いく。
ただ逃げ道があると思われている人も、実際にはそれ程多くは
ない選択の中から選んだ道であるという現実がなかなか理解さ
れておらず、丈太郎やかほりの中でもストレスとして存在して
いる。そんな二人が人生の悩みを共有していくであろう存在と
して描かれ、良い感じの関係になってきた。

"頑張る"という言葉の意味が改めて提起され、3年限定の
丈太郎にとって頑張る事が何に繋がるのか。腰掛けの様な形
で地元とは距離を取っているであろうかほりの中で、頑張る事
の意味の先にあるものは何が有るのかを考えさせられていく。

地元に腰を据えて活動をすれば、それなりの活動意欲にも
繋がるのだろう。目標とはまた別の意義を見出していく事で
新たな可能性に触れていく辺り、ささやかではあるが希望に
満ちた内容で見ていて気分も良い。

地元の人でも知っている事を知らない疎外感は有ったとして
も、地元の人には無い魅力がある。
それが言葉として還元されて丈太郎にとっては良い感じの
清涼剤になったところは良かったと思う。

人の弱さが時代のせいにしたり、息子のせいにしたりする
辺りの親子の綱引きも面白く描かれているし、横軸に存在
している恋愛劇はドロドロだ。
誰一人として上手く行っているものは居ない。
逆に少し軌道を修正すれば、がっちり型にハマる感じはして
いるので、それにどれだけ早く気がつけるのかだね。

小平丈太郎 …… 生田斗真 (28歳、宇都宮出身、派遣社員)
二階堂かほり …… 真木よう子 (28歳、東京医療科学大学・医学部
ガン研究所)
藤井順一 …… 桐谷健太 (30歳、ふじい金物店、ブランティア長)
森下彩花 …… 香椎由宇 (30歳、看護師、弘樹の彼女)
松本弘樹 …… 柄本佑 (28歳、かほりの高校時代の彼氏、リハビリ
施設スタッフ)
今井春菜 …… 木村文乃 (25歳、不動産屋、市議会議員の娘)
島田さより …… 国仲涼子 (30歳、かほりの姉)
日下哲也 …… 松重豊 (45歳、市役所・地域課)
青山薫 …… 田口淳之介 (四万十中央市民病院)
島田久志 …… 矢柴俊博 (かほりの夫、銀行員)
島田芽衣 …… 庵原涼香 (さよりの長女)
島田結衣 …… 高嶋琴羽 (さよりの次女)
二階堂とき子 …… 朝加真由美 (かほりとさよりの母)
二階堂隆三 …… 佐戸井けん太 (かほりとさよりの父)
藤井利男 …… 嶋田久作 (ふじい金物店、順一の父)
…… 桜井ひかり
鈴木弘美 …… 松本じゅん (四万十中央市民病院)
…… 荒木誠

大村郁子 …… 倍賞美津子 (四万十の住民、心臓病、1話で亡くな
る)
大河内欣治 …… ミッキーカーチス (四万十住民)
市川芳子 …… 阪上和子 (四万十市民)
山下賢治 …… 伊藤幸純 (四万十市民、冒頭で郁子と一緒に居た)
井上幸子 …… 小貫加恵 (四万十市民、呼吸で落ち着く)
豊田純子 …… 島ひろ子 (四万十市民、冒頭で郁子と一緒に居た)

仲野文梧、野間洋子

小平夕子 …… かとうかずこ (母)
小平啓太郎 …… 生田竜聖 (丈太郎の兄、公務員)
小平正勝 …… 螢雪次朗 (父)
岡島 …… 中丸新将 (東京医療科学大学・医学部癌研究所・教授)

松本明彦 …… 日野陽仁 (弘樹の父、工務店が潰れ飲んだくれに)
松浦徹 …… 岡田浩輝 (春菜の彼、妻子持ち)

大石吾朗、長野里美、兎本有紀、神農直隆、小高三良

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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