パーフェクト・ブルー (2012年10月期・TBS・月曜20時枠) 原作：宮部みゆき「パーフェクト・ブルー」「心とろかすような─ マサの事件簿」 脚本：山崎淳也 演出：唐木希浩・田中峰弥 プロデューサー：白石統一郎・晴野善博 http://www.tbs.co.jp/perfect-blue/

第2話 連続動物虐待とホームレス殺人！心の闇と家族の涙
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最近この界隈では動物虐待事件とホームレス襲撃事件が多発
している中で、探偵事務所の方に家出した息子・穣太郎を捜し
て欲しいと生駒澄子からの依頼が入る。よく聞くと息子とは
ネコのことで、加代子は散歩中に既にそのネコの死体を見て
いた。そのことを話すと依頼人から動物虐待をしている犯人を
探して欲しいと言われる。

比較的無難なシナリオが描かれ、どの場面に於いても安定感を
求めた平均的シナリオ構成だった。

藤堂公久少年がミスリードと引き出すにはあからさまなモノが
有り、前島智之の父・文成が教育に厳しく、その不満とプレッ
シャーを動物にぶつけているであろう事は、彼が初登場のシーン
で殆ど想像出来る流れが有った。

シナリオが平均的過ぎて、面白みを何処に求めるのか。
ミステリー感はまるで無いために、どうしてもキャラクター
同士のやりとりにもう少し面白味を見いだして欲しい所も有る。

刑事と素人探偵が協力して捜査していた、この枠の前作「浪花
少年探偵団」の方がまだバランスとしては良い感じがしてくる。

「ドーベルマン刑事」ヨロシクとばかりに、ジャーマンシェパ
ードが心強い味方になってくれる所や、名実共に嗅覚の鋭さ
を発揮してくれるところは悪くは無いんだけどね。