パーフェクト・ブルー
(2012年10月期・TBS・月曜20時枠)

原作:宮部みゆき「パーフェクト・ブルー」「心とろかすような─
マサの事件簿」
脚本:山崎淳也、高橋悠也
演出:唐木希浩・田中峰弥、浅見真史
プロデューサー:白石統一郎・晴野善博

http://www.tbs.co.jp/perfect-blue/





第10話 残酷な運命の歯車!!夫は息子は何故死んだ闇に光が…
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克彦と浩が野球の練習をしている中で、結城という男性が近づく。
克彦の父・諸岡三郎は進也に克彦を知らないか?と電話してくる。
克彦が突然"まだ終わっていなかった、助けてくれ"と電話して
来たというのである。進也たちは二人が脅迫されていた
倉庫に向かうと、倉庫内で焼死している人物が居ることが分かる。
進也の母・久子は克彦に対して容赦なく、何で貴方が死ななかった
のかと罵声を浴びせる。
そんな中、浩の母・佳子が事務所を訪れ、子供の容疑を晴らして
欲しいと依頼する。

これまでのドラマとはガラリと一変した感じで、雰囲気も内容も
全然変わった内容だった。
パーフェクトブルーだけでドラマを構成すればそれなりに面白い
ドラマだったと思うし、パーフェクトブルー事件を切り離した
町の探偵社という設定だけで構成してもドラマとしては成立した
内容だったと思うと、この二つが全くドラマとしてかみ合わない
設定だったんだなと思わせるものが有った。

過去の事件を掘り起こしていく事への好奇心と核心に近づくに
連れて大事な人たちが危険にさらされるというありがちだが
基本を抑えた展開がドラマとして上手く演出されている。

盗聴器の存在を逆手に取るという辺りも、展開としてはありがち
だけど、奈々の存在が明らかになる過程も面白く、これまでの
関係性がそれなりに機能しているからこそ、複雑な心境にさせら
れるものが有るんだろうね。

犬が身を挺して主人を庇ったり、その犬が亡き父であり夫が
ナレーションを担当しているという辺りの因果関係もまた面白く
演出されている。
幼い頃に加代子が受け取った犬の骨をした入れ物の中に、如何にも
重要な証拠が隠されているのだろうけどね。

川澄病院の医療ミスの謎とパーフェクトブルーの関係が何なのか。
DVDの中に写っている重要な証拠とは何なのか。

蓮見加代子 …… 瀧本美織 (蓮見探偵事務所・長女)
君塚奈々 …… 平山あや (蓮見探偵事務所)
宮本俊一 …… 水上剣星 (富士坂署・刑事)
長嶋桃子 …… 白鳥久美子 (蓮見探偵事務所)
諸岡進也 …… 中川大志 (バー「ラ・シーナ」の店員)
蓮見糸子 …… 高橋春織 (次女)
江島瑠璃子 …… 麻生かほ里 (蓮見探偵事務所)
マサ …… 船越英一郎(声の出演)
蓮見浩一郎 …… 船越英一郎 (日東新聞社会部記者・蓮見姉妹の父親)
三浦美智子 …… 根岸季衣 (蓮見探偵事務所)
藤永環 …… 渡辺哲 (富士坂署・刑事)
椎名悠介 …… 寺脇康文 (バー「ラ・シーナ」のマスター)
蓮見杏子 …… 財前直見 (蓮見探偵事務所・所長)

諸岡久子 …… 菊池麻衣子 (母)
諸岡克彦 …… 野村周平 (進也の兄、鶴和学院の2年生野球部投手)
前田大和 …… 青山草太 (鶴和学院)
宗田八重子 …… 奥貫薫 (淳一の母親)
山瀬憲治 …… 夏井貴浩 (父)
山瀬桂子 …… 安藤麻吹 (母)
山瀬浩 …… 黒木辰哉 (元野球部、克彦の友達)
結城雅之 …… 山崎銀之丞 (フリーライター)
幸田俊郎 …… 団時朗 (専務)
諸岡三郎 …… 近藤芳正 (克彦・進也の父親)
植田涼子 …… 古手川祐子 (経営危機管理コンサルタント)
少年期の克彦 …… 武井琢磨
少年期の浩 …… 凱斗
幼少期の糸子 …… 茂内麻結
宗田淳一 ……坂口湧久 (10歳で肝臓を患い他界)
鹿沼暁 ……吉家章人 (テレビ局プロデューサー)

イマニヤスヒサ、桑畑智伺、田中良、津村雅之

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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