パーフェクト・ブルー (2012年10月期・TBS・月曜20時枠) 原作：宮部みゆき「パーフェクト・ブルー」「心とろかすような─ マサの事件簿」 脚本：山崎淳也、高橋悠也 演出：唐木希浩・田中峰弥、浅見真史 プロデューサー：白石統一郎・晴野善博 http://www.tbs.co.jp/perfect-blue/

第11話 全ての真相は今夜！二人の父親の闇と光…ありがとう
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加代子たちの前に危機管理コンサルタント・涼子が現れ、
一度は裏切った奈々が協力してくれたからに思えたが、再び
加代子たちの前で銃口を向ける。現場に居た結城は、ここに
居る涼子たちは純粋な子供の将来を踏みにじる悪魔だとして、
子供達を使った人体実験をしていた事を告白。しかしその直後
結城自身もそれをネタにして金を強請っていたとして、涼子の
部下たちが射殺する。涼子は奈々に対して蓮見家の三人を処分
するよう命じるが、杏子は9年前の奈々の父親の横領事件に関して
危機管理コンサルタントをしていた涼子が罪を擦りつけたのだと
して、奈々も欺されている事を訴える。涼子は真実など明かされる
事はないとして、憎いのならば撃てば良いとして、奈々の銃口
を自らに向けるが・・・

やはり街の探偵事務所員にアクションをやらせるというのは
無理が有り、冒頭での倉庫内での銃を使ったやりとりが
相当安っぽくなってしまったのが残念。
そもそもの事件の発端となったドーピング薬の件で、子供の
未来云々だの、傷つく人が多いとの事だけど、故意に注入して
いない限りはそんなに問題にはならないだろうし、ダレもがプロ
野球選手となる訳ではないので、そこまで執拗にこの件を隠蔽
しようとする意図が不自然。副作用を気にしてそのような発言を
しているのならば分かるのだけどね。

父親の行動もまた、ドーピングの件を知って金でももらって
人体実験に荷担していたのならばまだしも、被害者が加害者に
なる流れには相当な違和感が有り、ドラマとしてのシナリオには
少々問題点も多かった。

それに伴い母親の次男に対するネグレスト問題も何処かすっきり
しない流れとして存在していて、結果的に長男を失ったからこそ
仕方なく次男に目を向けたとする感じしかせず、どうしてもスッ
キリしない。

藤永と諸岡三郎を額面通り犯人にしたところは正直驚いた。
この手のなれ合いのドラマだと、都合良く最後はまとめてしまう
所が有るので、全ての人が奈々のような扱いにする為に整合性
を図っていくけど、結果的に二人の人物に罪を背負わせた所は
驚きだった。

最後に犬が喋った所は笑えた。最近ドラマの中の犬がおしゃべり
しすぎる。
某ドラマの様に"僕はマルモじゃないよ"と語って欲しかったけど、
そういう雰囲気のドラマではないか。

そういえば数日前に水上剣星さんと野波麻帆さんの出来ちゃた
婚が発表されましたね。