リッチマン、プアウーマン
(2012年7月期・フジ・月曜21時枠)

脚本:安達奈緒子
音楽:林ゆうき
プロデューサー:増本淳、関口大輔
演出:西浦正記、田中亮
主題歌:miwa「ヒカリヘ」

http://www.fujitv.co.jp/mitsunoaji/index.html





第2話 動き始めた運命 嘘つきは恋の始まり
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最高学府の東大生で就活中の千尋だが、未だに内定をもらえない
中で、たまたま期待して行ったネクスト・イノベーションで
社長からさんざんな言葉を浴びせかけられるも、上手い事総務省
の事務次官の藤川と気が合い、プロジェクトの件でも優位に
運んでいく。その為徹は、千尋に対して日当と共に成功報酬と
して150万円を提示され、プロジェクトの締結までの契約で
社員として振る舞うことになるが・・・

澤木千尋という名前による所が大きいのか、それとも彼女の
ひたむきな態度が徹自身の心を動かしているのか。
千尋という人物が徹の母親の名前で有り、どんな人物なのかは
知らない中で、名は体を表すとばかりに、千尋自身の事が
想像する母親のような人物ではないかと思い、複雑な視線を
投げかけていく。

感情には決して流されないとする徹の中でも、強気な態度とは
裏腹に、千尋の感情を揺さぶる態度や、旧態的な方法論を使って
仕事を獲得していくやり方に、否定しつつも、心地よさを感じ
ている感じ。

朝比奈と井上が、徹をいつでも出し抜こうとしているのではない
かとする動きも見られるし、逆に最後の徹の仕事っぷりを見せら
れると、口だけでなくやはり才能が有る事が示されているし、
ツンデレのように付かず離れずの距離感を保っているところも
なかなかバランスよく描かれていると思う。

問題は二人が出会った事で、互いに影響を及ぼす関係になって
いる事。特に千尋が今回内定を取る事が出来そうになったのも
徹との仕事が度胸を得た格好だったし、朝比奈からの助言など
を通して、徹が千尋に視線を傾けるべき理由付けを上手く作って
いる。

千尋の大学にまで来て厳しい言葉を投げかける中でも、初回で
見せるような態度だけでなく、千尋に対する思いやり度も含ま
れていたので、少しずつ情が写った格好だった。

周りのスタッフや千尋の友人達の存在は完全に目立たない所で
存在している点がちょっぴり残念。まぁ月9に出演したとする
事実だけでも俳優としてステータスに繋がるとは思うけどね。

日向徹 …… 小栗旬 (29歳、NEXT INNOVATION社長、心因性認識不
全症候群)
澤木千尋 …… 石原さとみ (23歳、東京大学理学部4年生)
朝比奈燿子 …… 相武紗季 (25歳、妹、料理人)
朝比奈恒介 …… 井浦新 (36歳、NEXT INNOVATION副社長)

安岡倫哉 …… 浅利陽介 (25歳、社員)
小川智史 …… 中村靖日 (39歳、チーフプログラマー)
細木理一 …… 植木紀世彦 (社員)
吉田一雄 …… 鹿内大嗣 (社員)
宮前朋華 …… 八木のぞみ (28歳、社員)
立石リサ …… 舞川あいく (23歳、秘書)
小野遙香 …… 野村麻純 (22歳、千尋の親友)
久賀友紀 …… 古川雄輝 (22歳、千尋と同じゼミ)
乃木湧太 …… 丸山智己 (37歳、燿子が勤めるレストランシェフ)
笛木匡正 …… 中原丈雄 (60歳、日向が通う禅寺の僧)
井上芳行 …… 佐野史郎 (60歳、経理、朝比奈からスカウト)
幼少期の徹 …… 真部晟凪

藤川真沙子 …… 大地真央 (総務省事務次官)

牧村泉三郎、井上浩、茂木和範、犬飼若博
坂田鉄平、鹿内大嗣、吉田ウーロン太、柏村栄行、夙川アトム

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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