リッチマン、プアウーマン (2012年7月期・フジ・月曜21時枠) 脚本:安達奈緒子 音楽:林ゆうき プロデューサー:増本淳、関口大輔 演出:西浦正記、田中亮 主題歌：miwa「ヒカリヘ」 http://www.fujitv.co.jp/mitsunoaji/index.html

第5話 あなたを支えたい…二人で迎えた朝
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日向は国が共通番号制度化を導入するに際して、国民の個人
データを扱いやすくするためのシステム"パーソナルファイル"
の実用実験を行うことに。サーバーはインドに置いてコスト
と国民のどの世代にも使いやすいシステムを目指して開発
しようとするが・・・

朝比奈の考えが明らかになった事で、有る意味では展開
としては安定感が出たと思うけど、視聴者の心をくすぐる
好奇心は完全に失われていく方向にある。
朝比奈の意図が分からないままの方が、ヤキモキさせられる
けど、ドラマとしては興味を引っ張れるんだよな。

基本的には朝比奈は開発したシステムをJIテック主導で導入
させていきたい様子。
その為には、我が儘王子の日向の発言権を無くすために、
株を売らせて役員会からも追い出そうとしているのかも知れない
けど、パーソナルファイルの扱いがかなり杜撰すぎて実用性に
向かないばかりか、前回指摘したようにセキュリティが甘すぎ
て、信頼に耐えうる会社では無い感じにしか見えず、結果的に
はこの会社単体では生き残るのは難しいところに繋がっていく。

個人情報システム自体はそう難しいモノではないので、
少ない人数でも開発は可能だと思うのだけど、やはりセキュリ
ティの問題は致命的か。しかもアウトソーシングの波は否定
出来ないとはいえ、国民の情報をインドに置くという辺りは、
不安な定な電力事情を抱えるインドでは、かなりリスク性も
高い。

井浦新さんの株取引を絡めた鬼気迫る役所は、NHKのドラマ
「チェイス〜国税査察官〜」を思い出させるな。

恋愛に於いてはごくごく普通の恋愛ドラマ感。
互いに日向に対する思いが上手い形でコミュニケーションとして
描かれているも、今のところ、燿子が一歩リード。
ただ共有している時間は真琴の方が長いので、徹が心を許す
人物が真琴に写っていくことは想像に堅くない。最終的には
真琴と事務次官の関係で仕事の件は処理されそうな感じもする。