理想の息子 (2012年1月期・日テレ・土曜21時枠) 脚本：野島伸司 シニアチーフクリエイター：櫨山裕子 プロデューサー：三上絵里子、福井雄太、松原浩（AX-ON）、柳内 久仁子（AX-ON） 演出：佐久間紀佳、森雅弘 http://www.ntv.co.jp/perfectson/

第5話 激闘！ファザコンＶＳマザコン！！
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倉橋は帰り際にオヤジ狩りに遭遇するも、謎の太極拳を操る
青年によって助けられる。
一方海は倉橋は名門大学を出ているにもかかわらず、未だに
平社員である事実を見て、勉強が出来て良い大学を出ても
要領が良くなければ出世は出来ない事を知る。大地はあまり
向上心を持たず、母親と一緒に暮らせれば良いとすることから、
海はそんな息子は嫌いだとし、16年間続けてきたチョコレート
もあげないと言われたことから考えを強引に改めさせていく。

ファザコンとの対決というタイトルからしても、また登場
する人物から見ても、今回の敵は女性ということは明らかな
ので、戦いに於いてはどういう段取りで争うことになるのか
気になっていた。
女性だと分かっても敢えて戦いを入れていく辺りは、数話前の
親子のわざとらしい確認行動と同様で、ちょっぴり違和感が
有る。

ついに構内には敵が居なくなったと見えて、今回は転校生が
学園を荒らす主として登場する。
「イケメンパラダイス」よろしくとばかりに、男子の格好を
した女性の中にどれだけ可愛い素顔が見え隠れしているのか
その辺も興味の示すところだ。

小ネタが多くてやりとりが面白い分、多少幼稚っぽさの中にも
終始面白く見ることが出来た。

これまで戦ってきた仲間達が全て改心して大地の仲間になって
居るところは面白く、象林が一緒に行動をとっているところは
相当インパクトがあった。
小動物的な勘が冴えまくる小林とか、相変わらず影の薄い羽生
とかキャラクターの使い方もきっちりしているし、これらの
関係を見ていると、大地がどす黒く変わらないであろう事は
明らかで、最後は自分こそ黒い存在ではないかとする海自身が
気付いていくところは、面白いところに繋がっていると思う。

鳶が鷹を生んだときと同様に息子はチタンホワイト級の白では
無いかと感じる辺りも、親バカぶりとバカップルさを兼ね備えて
いて面白くできていた感じだね。