聖なる怪物たち
(2012年1月期・テレ朝・木曜21時枠)

ゼネラルプロデューサー:内山 聖子
プロデューサー:船津浩一、霜田一寿、池田禎子
演出:藤田明二、落合正幸、常廣丈太
原作:河原れん 
脚本:荒井 修子、高山 直也
音楽:沢田 完 

http://www.tv-asahi.co.jp/seinaru/





第2話 母親のお腹を盗む女
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子供が産めない体になった圭子はどうしても、夫・敏雄との
間に子供が欲しくて、姉に代理出産してくれるよう頼むが、
意外な過去があったことを知る。諦めきれない圭子だが、
身近に身寄りのない女性で血液型も適合する女性が居ること
に気がつき頼んでいくが・・・

最後のナレーションが語るように、女には幾つもの顔を持つ
ということがドラマとして描かれる内容だった。

初回ではその片鱗さえ見せなかった女性達の怪しげな一面が
徐々に現れ初めて、野戦病院で働く男性医師とは逆に、金や
欲のために動き回っている女性スタッフたちに、今のところ
目が離せない状況だ。

「代理出産」については、以前にも言及したNHKドラママド
ンナ・ヴェルデ
と同様の問題点が浮上するハズで、日本が
代理出産の件をなかなか議論できずにいる背景を上手くドラマ
の中でも挿入していきそうだ。

育ての親なのか産みの親なのかに於ける問題点が発生する
里親・里子の関係。
「代理出産」の場合は、やはり冒頭では圭子や優佳が、有馬
に対して主導権を握っていると思わせるも、途中からは確実
に主導権は相手へと写っていく。法律が許さないことに加えて
代理出産を依頼した人物は、社会的地位もある人間たちであり、
それに加えて、家族・血縁者が居ないとする、有馬自身の寂
しい環境も上手く、子供を望む気持ちの変化へと繋がっていきそうだ。

司馬に関しては、瑶子に言いように操られていきそうな感じ
だけど、純粋に医療に精を傾けている分、その中で起きている
黒い流れを見たり、自分に降りかかってきたりすることで、
不条理さに複雑な思いにさせられそうだね。

司馬健吾 …… 岡田将生 (28、外科医)
春日井優佳 …… 中谷美紀 (35、看護師長)
日向圭子 …… 加藤あい (27、幼稚園)
日向敏雄 …… 長谷川博己 (35、聖応育英会理事長)
         ・
有馬三恵 …… 鈴木杏 (25、聖応幼稚園教諭)
平井瑶子 …… 大政絢 (25、看護師)
糸川要次郎 …… 渡辺いっけい (50、患者)

水原良二 …… 勝村政信 (42、外科医)
司馬宗吾 …… 平田満 (58、健吾の父、シバ理髪店店主)
大久保志郎 …… 小日向文世 (60、大久保記念病院・院長)

茂田尚 …… 伊藤正之 (産婦人科医)
佐藤久美 …… 富永沙織 (看護師)
野口鞠子 …… 藤吉久美子 (聖応幼稚園園長)
森宮希実代 …… 森脇英理子 (敏雄の前妻)
森宮昭輔 …… 加部亜門 (敏雄と希実代の間に産まれた子)
日向重敏 …… 浜田晃 (敏雄の父親、日向財閥会長)
日向華江 …… 山本陽子 (62歳、敏雄の母親)
竹内悠 …… 南圭介 (慶林大学病院外科医、健吾の同期)
塩野順三郎 …… 山田明郷 (慶林大学病院外科病棟教授)
健吾の母 …… 佐々木希 (故)

深来勝、小田桐一


内海弘江 …… 朝加真由美 (病気、ガン、元歌手)
平井邦夫 …… 長谷川朝晴 (瑶子の夫??)

和田聰宏、月船さらら、原涼子、小林正樹、山下采美、渡邉葵


評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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