聖なる怪物たち
(2012年1月期・テレ朝・木曜21時枠)

ゼネラルプロデューサー:内山 聖子
プロデューサー:船津浩一、霜田一寿、池田禎子
演出:藤田明二、落合正幸、常廣丈太
原作:河原れん
脚本:荒井 修子、高山 直也
音楽:沢田 完

http://www.tv-asahi.co.jp/seinaru/





第8話 衝撃の最終回!!犯人の命を救え
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健吾は妊婦の三恵が特殊な血液型(ボンベイ型)をしていて、
優佳が医療過誤に見せかけ殺害したであろう事を掴んでいく。
警察が病院を訪れるが、連れて行かれるのは健吾だった。
すぐに釈放されるが、西八王子署の前には、圭子の妻・敏雄が
現れ、これ以上私たちの前に現れれば、未来を失うことになる
と警告してくる。

もう少し時間があればじっくりと日向家崩壊の様子が描かれて
行くと思うし、親権を理由にして赤ちゃんを巡る争いや、優佳
の殺人の証拠を引き出していくことに繋がっていくと思うのだ
けど、全員が都合良く揃ったところで告白タイムという、ちょ
っぴり残念な展開だった。

日本のドラマでは8話構成だけど、韓国辺りで上手いことアレンジ
されて20話構成でより完成度の高いドラマとして生まれて欲しい
ような内容ではある。

圭子が突然子供を無下に扱う様とか見ると、家族が欲しかった
のではなく、やはり日向家に於ける地位が欲しかっただけなのか
と思わせるものが有るし、そんな妹のために殺人まで犯して
しまった姉の喪失感は伝わってくるところもある。

ただ優佳の殺人の事実が母親としての苦しみ悲しみというだけ
であっさりと相殺され、まるで無かったかのような形で処理され
ている部分は相当違和感があるし、大久保や敏雄を含めてあん
まり今までとは変わりばえのない生活を送っているという時点
で、本当にこんなオチで良かったのかという感じも受ける。

水原先生が司馬の実家に行く下りも、正直効果的な流れだったの
かイマイチよく分からず、展開として色んな部分で端折っている
感じがするのは残念だと思う。作り方次第では相当な名作に
なりそうな流れが有ったけどね。

司馬健吾 …… 岡田将生 (28、外科医)
春日井優佳 …… 中谷美紀 (35、看護師長)
日向圭子 …… 加藤あい (27、幼稚園)
日向敏雄 …… 長谷川博己 (35、聖応育英会理事長)

有馬三恵 …… 鈴木杏 (25、聖応幼稚園教諭)
平井瑶子 …… 大政絢 (25、看護師)
糸川要次郎 …… 渡辺いっけい (50、患者)

水原良二 …… 勝村政信 (42、外科医)
司馬宗吾 …… 平田満 (58、健吾の父、シバ理髪店店主)
大久保志郎 …… 小日向文世 (60、大久保記念病院・院長)

佐藤久美 …… 富永沙織 (看護師)
日向重敏 …… 浜田晃 (敏雄の父親、日向財閥会長)
日向華江 …… 山本陽子 (62歳、敏雄の母親)
健吾の母 …… 佐々木希 (故)
岡達之 …… 深来勝 (医者、長野に異動に)

本間篤志 …… 田中哲司 (三恵と不倫していた)

葵わかな、福寿奈央、鐘々江佳太、飯島緋梨、尾藤陽太

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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