ストロベリーナイト
(2012年1月期・フジ・火曜21時枠)

脚本 - 龍居由佳里
演出 - 佐藤祐市
音楽 - 林ゆうき
アクションコーディネイター - 釼持誠
企画 - 成河広明
プロデュース - 高丸雅隆、江森浩子
GReeeeN「ミセナイナミダハ、きっといつか」

http://www.fujitv.co.jp/strawberrynight/index.html





第6話 感染遊戯
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雨の日の住宅地で突然殺傷事件が起きる。
被害者は長塚淳(30歳)で、濱中薬品に勤める東大出身の男性。
雨で多くの証拠が流される中、被害者について聞き込みする
が、生前の彼は人から恨みを買うところが一つもない程に
誠実な男性である事が分かる。

葉山の過去が描かれると共に、彼が抱えている心の傷と、
玲子がやっぱり心の傷を抱えつつも主任として一線で働いて
いる現実を上手く対比するような内容だった。

玲子と葉山の対比以上に、玲子と真弓の女性同士の掛け合い
の中で、両者の間に何が違うのかということが面白く描かれて
いるし、玲子の側近のような菊田がバランサー的役割を
果たしている所は、玲子活躍に於ける影の功労者のような感じ
で、このドラマを面白くさせている所だと思う。

出来る女はプライドが高いとする偏見に関しては、誰に向け
られた発言なのかは分からないけれど、世間一般に向けられた
感じにも思えるし、男性社会の警察官の中では、その言葉は
象徴的にも見える。

非加熱製剤による過去の隠蔽事件の顛末。
性交渉による感染を疑われて自殺してしまった女性の復讐は
インターネットを介した感染によって生まれてきてしまった
殺意という事で、面白い因果関係が存在している。

息子が殺されているのに、父親が実に平然としていて、
仕事をしている辺りに、より怒りを覚えるものがあったね。

姫川玲子 …… 竹内結子 (主任)
高校時代の玲子 …… 岡本あずさ (強姦・暴行された)
菊田和男 …… 西島秀俊 (姫川班)
石倉保 …… 宇梶剛士 (姫川班)
小峰鑑識主任 …… 田中要次 (鑑識)
姫川瑠江 …… 手塚理美 (玲子の母、娘を心配)
國奥定之助 …… 津川雅彦 (鑑識)
日下守 …… 遠藤憲一 (玲子と対立)
橋爪俊介 …… 渡辺いっけい (玲子を嫌う)
今泉春男 …… 高嶋政宏 (玲子を信頼する上司)
井岡博満 …… 生瀬勝久 (亀有西署強行犯係)
勝俣健作 …… 武田鉄矢 (ガンテツ)

葉山則之 …… 小出恵介 (姫川班)
湯田康平 …… 丸山隆平 (姫川班)
姫川忠幸 …… 大和田獏 (玲子の父)
朝倉圭吾 …… 戸田昌宏 (刑事、ガンテツの班)
大山聡 …… 中村大樹 (科捜研)


高野真弓 …… 加藤あい (成城南署)
長塚淳 …… 窪寺昭 (濱中薬品)
長塚利一 …… 佐々木勝彦 (労災施設事業団の理事)
矢部眞人 …… 矢柴俊博 (非加熱製剤での被害者遺族)

草薙良一、串問保、岩永智上岡紘子、中村容子、佐藤滋
山崎進哉、江頭ゆい、林正樹、前田正博、矢野未来


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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