ストロベリーナイト
(2012年1月期・フジ・火曜21時枠)

脚本 - 龍居由佳里
演出 - 佐藤祐市
音楽 - 林ゆうき
アクションコーディネイター - 釼持誠
企画 - 成河広明
プロデュース - 高丸雅隆、江森浩子
GReeeeN「ミセナイナミダハ、きっといつか」

http://www.fujitv.co.jp/strawberrynight/index.html





第8話 悪しき実〜嗚咽
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自殺か他殺か分からない岸谷清次の事を調べていくウチに、
彼の貸し金庫の中に11名の写真が入っている事が分かる。
最近起きている大和会系神部組組長と鷹見組組長の写真が
入っていることも分かる。残りの写真の人物を林警部補に
聞きに行くと、その殆どが5年内に同様の死に方をして亡くな
って居ることが分かる。玲子は亡くなった岸谷の家にあった
13体の木片の事を思いだし関連性を見出していく。

ドラマとしての興味は、不自然な遺体の状態が意味するものとは
一体何なのかという所だった。

全体を通してそんなに無理な推論って程でもなかったし、暴力団繋
がりで玲子の捜査の流れを日下自身も有る程度把握していること
からも上手く玲子の発言の裏付け的な感じで補足感を持たせていたので、
一つの仮説としてはそれなりに説得力が有った。
ただ確信と確証は違うとする日下の主張も分かるし、有る
意味では玲子の勘に頼る捜査が有るからこそ、段取りを越えた
捜査のスピードが生まれてくる所もあるのかなとも思う。

何らかの復讐殺人なのかと思ってみていたけど、単なる岸谷は
殺し屋であり、その事実を知らない美津代が彼に振り回される
まま愛し続けてきた事が描かれる。
死亡推定時刻を意図的に操作した物ではなく、遺体に寄り添
っていたとする流れも、そんな二人の愛情を描いた物だった。

日下と玲子の関係もまたガンテツとは違った感じのぶつかり
合いで興味深い。色んな所でバランサー的役割を果たす
菊田ではなく、井岡を使って二人の関係を保つというのも
面白い使い方だったのかもしれない。

姫川玲子 …… 竹内結子 (主任)
高校時代の玲子 …… 岡本あずさ (強姦・暴行された)
菊田和男 …… 西島秀俊 (姫川班)
石倉保 …… 宇梶剛士 (姫川班)
小峰鑑識主任 …… 田中要次 (鑑識)
姫川瑠江 …… 手塚理美 (玲子の母、娘を心配)
國奥定之助 …… 津川雅彦 (鑑識)
日下守 …… 遠藤憲一 (玲子と対立)
橋爪俊介 …… 渡辺いっけい (玲子を嫌う)
今泉春男 …… 高嶋政宏 (玲子を信頼する上司)
井岡博満 …… 生瀬勝久 (亀有西署強行犯係)
勝俣健作 …… 武田鉄矢 (ガンテツ)

葉山則之 …… 小出恵介 (姫川班)
湯田康平 …… 丸山隆平 (姫川班)
姫川忠幸 …… 大和田獏 (玲子の父)
朝倉圭吾 …… 戸田昌宏 (刑事、ガンテツの班)
大山聡 …… 中村大樹 (科捜研)


春川美津代 …… 木村多江 (スナック楓ホステス、岸谷の女)
岸谷清次 …… 松田賢二 (44歳、村田という偽名、暴力団員)
神部剛敬 …… 松本元 (神部組組長)
鷹見幸彦 …… 清水哲也 (鷹見組組長)
林 …… 半海一晃 (警部補・捜査第一課特設現場資料室)

國本鐘建、渡部龍平、七枝実、木村優介、田付芳弘
浦野祥鷹、清水哲也、須田琉雅


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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