ストロベリーナイト (2012年1月期・フジ・火曜21時枠) 脚本 - 龍居由佳里 演出 - 佐藤祐市 音楽 - 林ゆうき アクションコーディネイター - 釼持誠 企画 - 成河広明 プロデュース - 高丸雅隆、江森浩子 GReeeeN「ミセナイナミダハ、きっといつか」 http://www.fujitv.co.jp/strawberrynight/index.html

第9話 ソウルケイジ
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多摩川土手で放置されたワンボックスカーの下から左手手首が
見つかる。第一発見者の三島耕介によると、手首の傷跡から
恐らくその手は高岡賢一のものであるという。致死量分の血痕
から、既に手の持ち主は亡くなっている可能性が高く、遺体
無き殺人の元で捜査が開始される。帳場は蒲田西署に立つが、
姫川は日下と合同捜査。そして姫川のバディには蒲田西署に
就任した井岡となる。

なんだか色んな事情が複雑に絡んでいそうな内容で、三週に
渡る話なので、メモがてら感想を書いておかないと忘れてしまい
そうな感じもする。

幼い頃に父親は借金を作り、息子は虐待を受けて育ったかに
思えたが、それが出来ずに苦しんだあげくに工事現場から飛び
降りて亡くなった父親。
最後に会話していたのが高岡であり、その死の間までにどんな
ドラマが含まれているのか。
耕介と高岡の間には親子のような関係に有るが、その父親の死に
高岡が関わっているとするならば、耕介を育ててきたことは
罪滅ぼしのためなのかという所なのだが、高岡自身も何らかの
過去を背負っている所があり、何とも言えない所がある。
罪滅ぼしだとすれば、二週間前の二人の喧嘩にも納得が行くと
ころもある。

そして耕介の彼女だとする中川の存在。
彼女と姫川の中には共通した感じのトラウマが含まれていそうな
ものが有ったけど、耕介と中川の中にも、同様の保険金詐欺・
殺人事件つながりが存在している様子。

木下興業、高岡工務店、中林建設、中村ハウジング。
中林建設はこのドラマでもよく名称として出てくる大和会系
田嶋組のフロント企業という事や、中村ハウジングによる地上げ
工作によって過去に悲劇的な自殺へと繋がっていること。

色々と情報が小出しにされているが、捜査は淡々とした流れの中
でも、想像力をかき立てるだけのドラマが含まれていて、事件の
真相を想像して見るのが楽しい流れだと思う。