サマーレスキュー〜天空の診療所〜
(2012年7月期・TBS・日曜21時枠)

脚本:秦建日子
チーフプロデューサー:志村 彰
プロデューサー:高石明彦 関川友理
演出:日比野朗、本多繁勝、水村秀雄、竹園元
音楽:羽毛田丈史
主題歌:Superfly「輝く月のように」

http://www.tbs.co.jp/summerrescue/





第3話 母のいのちを救え
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山小屋の診療所にいた圭吾は、母親の検査の結果、動脈瘤が
今にも破裂しようとしている事を知り、急いで戻り自らの手で
悔いの無いよう執刀する事を希望するが、いざ開腹してみると
進行癌を同時に患っている事が分かり、そのまま閉腹する
しかない事を知る。

山で診療所なんて看板を掲げていると医師を頼りにして集まっ
てきてしまう人物が居るということで、過去に圭吾が倉木に
対して主張した問題点が露わになったような流れだった。
誤解させない為にも、診療所ではあるけど必ずしも東京の様な
治療が受けられるわけではないとする認識が必要で、これは
登山客ならば当然そう思って欲しいところだね。

母親の件は残念だけど、いつまでも病気の件で引きずっている
と足止めされる事になるので、今回の死をきっかけとして
彼の中の進退を改めて決意させるという流れは悪くはないと
思う。ただ何故山小屋なのかという点に於いては、手紙の流れ
だけでは説得力が足りなかった。

医師を頼りにしてくる患者の横暴さもなんとなく感情移入しづ
らい。医者ならば治して当然だとする意識が働いているのだろ
うか。医師だけの問題ではなく、患者自身にも山の怖さという
ものを知らしめる展開が用意させれば、ドラマとしてはそれなり
に機能する物語繋がると思う。

現在テレ東で救命士ハンクが描かれるも、このドラマでも
必要な器具が揃わずに手持ちの道具を使って診察・治療する
姿が有る。人間関係ばかりを描くのも良いけど、やはり
こういうサバイバルに於ける医療知識の発想の使って上手く
処理する流れを次々と描くことで、圭吾自身の活躍の方にも
もう少し力を描いて欲しいところだ。

速水圭吾 …… 向井理 (29歳、心臓外科医)
小山遥 …… 尾野真千子 (28歳、山小屋を経営する両親に育てられ
東京で看護師)
平原あかり …… 小池栄子 (34歳、ベテラン看護師)

小山雪乃 …… 三浦理恵子 (38歳、雄一の後妻)
井上幸治 …… 山崎樹範 (37歳、不動産業、山荘でアルバイト)
沢口光香 …… 市川由衣 (23歳、教授の娘、圭吾のフィアンセ)
木野憲太 …… 菅田将暉 (19歳、明慶大学医学部生徒)
村田佳秀 …… 小澤亮太 (21歳、明慶大学医学部生徒)
鈴木真子 …… 能年玲奈 (20歳、明慶大学医学部生徒)
田中謙介 …… 前田公輝 (18歳、山荘アルバイト)
宮下エミリ …… 折山みゆ (25歳、山荘アルバイト)
平原桃花 …… 本田望結 (6歳、あかりの娘)
野村恭介 …… 戸次重幸 (35歳、遥が働いていた病院の医者)
速水悦子 …… 中田喜子 (56歳、母、健康診断で問題が・・)
小山雄一 …… 笹野高史 (65歳、遥の父親)
高井聡志 …… 佐藤二朗 (43歳、医学生時代から山の診療所でボラ
ンティア)
沢口哲夫 …… 松重豊 (55歳、速見の上司)
倉木泰典 …… 時任三郎 (55歳、「山の診療所」の責任者)

佐藤朋子 …… 内山理名 (登山)

山崎銀之丞、西村いずみ、珠子、阿久澤奈々、渋谷そら

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (6.0)

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