サマーレスキュー〜天空の診療所〜
(2012年7月期・TBS・日曜21時枠)

脚本:秦建日子、及川真実
チーフプロデューサー:志村 彰
プロデューサー:高石明彦 関川友理
演出:日比野朗、本多繁勝、水村秀雄、竹園元
音楽:羽毛田丈史
主題歌:Superfly「輝く月のように」

http://www.tbs.co.jp/summerrescue/





第6話 医学生の反乱!遥の告白!揺れる想い
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沢口は医療不足の中、山の診療所の存在問題に関して、決断を
倉木に托す中、医学生の一人、木野は膝を擦りむいて治療を求
める登山客の手当をしてしまい、医師免許のない人物が治療
することは医師法違反に該当すると言われてしまう。それに反
発心を抱いた木野は山を下りることを決意しようとする。

消毒するだけの事が医療行為に当たるのか。
診療所という看板を掲げている手前、責任の所在は明確にして
置くべき所は有るのだろうけど、マニュアル通りの医療を
目指して学習している訳ではない所を見ると、もう少し柔軟性
を見せても良いような気がするし、逆にそれを指摘されたから
といって、突然そこまで感情を露わにしなくても良いのではな
いかという感じがする。
まぁ経験者の言いつけを守らないと、大変な事になるという
一例を、山の事情も交えて描きたかったのかも知れないけどね。

このドラマ、キャラクターたちの喜怒哀楽のスイッチが突然
爆発的にオンになったりする所がかなり違和感の有り、描写
としてもかなり不自然だ。当初は遥がそんな怒の役割を担って
いたけど、突然居たかどうかも分からない木野を使って
倉木の過去に触れてみたり、医師不足に於ける山荘の存続問題
へと繋げていったりと、メインの流れに接続するには
これまでのドラマの中での医学生達の扱いがぞんざいすぎた。

また怪我のエピソードがどうしてもワンパターンになりがち
で、桃花の描写とあんまり変わった感じがしない。

ただ過去に於いては似たような事例で、命を落としてしまった
患者がいた事を考えると、医療従事者が山荘に居ることの有り
がたさみたいな所には繋がっていくのだろうけどね。

山を舐めるなとこれまでならば確実に遥が小一時間語るべき
内容なのに、もう彼女が出しゃばることもなくなり、キャラク
ターの一貫性も失われている感じがする。

あかりが突然遥に対して、貴方は速水先生みたいな人が似合って
いるみたいな発言をする所など、この二人の間に恋愛感情が生
まれそうも無い状況の中で、如何にも意識を向けさせるが為に
発言して方向性を示唆させて様とし過ぎている所が、逆に萎える
ところが有るな。

速水圭吾 …… 向井理 (29歳、心臓外科医)
小山遥 …… 尾野真千子 (28歳、山小屋を経営する両親に育てられ
東京で看護師)
平原あかり …… 小池栄子 (34歳、ベテラン看護師)

小山雪乃 …… 三浦理恵子 (38歳、雄一の後妻)
井上幸治 …… 山崎樹範 (37歳、不動産業、山荘でアルバイト)
沢口光香 …… 市川由衣 (23歳、教授の娘、圭吾のフィアンセ)
木野憲太 …… 菅田将暉 (19歳、明慶大学医学部生徒)
村田佳秀 …… 小澤亮太 (21歳、明慶大学医学部生徒)
鈴木真子 …… 能年玲奈 (20歳、明慶大学医学部生徒)
田中謙介 …… 前田公輝 (18歳、山荘アルバイト)
宮下エミリ …… 折山みゆ (25歳、山荘アルバイト)
平原桃花 …… 本田望結 (6歳、あかりの娘)
野村恭介 …… 戸次重幸 (35歳、遥が働いていた病院の医者)
速水悦子 …… 中田喜子 (56歳、母、健康診断で問題が・・)
小山雄一 …… 笹野高史 (65歳、遥の父親)
高井聡志 …… 佐藤二朗 (43歳、医学生時代から山の診療所でボラ
ンティア)
沢口哲夫 …… 松重豊 (55歳、速見の上司)
倉木泰典 …… 時任三郎 (55歳、「山の診療所」の責任者)

瀬尾隆一朗 …… 浅利陽介 (沢口、倉木の仲間、過去滑落事故)
登山客 …… 安藤玉恵 (膝を擦りむき、早く治せごらぁと迫る)

上村愛香、渋谷そら

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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