サマーレスキュー〜天空の診療所〜
(2012年7月期・TBS・日曜21時枠)

脚本:秦建日子、及川真実
チーフプロデューサー:志村 彰
プロデューサー:高石明彦 関川友理
演出:日比野朗、本多繁勝、水村秀雄、竹園元
音楽:羽毛田丈史
主題歌:Superfly「輝く月のように」

http://www.tbs.co.jp/summerrescue/





第8話 遥の願い!速水が最後の戦いに挑む!
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山の診療所の閉鎖が既成事実化していく中で、なんとか必要性
を訴えるために戦う事に決めた速水。速水が下山した事を
受けて、小山も倉木から閉鎖の事実を聞かされる。
遥も何か自分に出来る事はないかと考えて一緒に下山し、
診療所の存続の是非が問われる臨時総会までになんとか、診療所
で治療を受けた人たちの声を届けようとしていく。

沢口の言うことは全面的に正論だと認めつつも、速水がなんとか
その必要性を訴えていくもの。
始めから負け戦だと分かりつつ、組織と立ち向かうドラマとして
は型どおりの展開で、それなりに視聴者にも訴えるべきものも
多いモノが有る。

大義の為に小さな悪(命)には目をつむるのか?とするテーマと
似たようなものが根底にあり、現実の日本社会でも過度の平等
主義のために、今の日本が出来てしまったのではないかとする
疑問点をそのままこの対立の構図の中に盛り込んだ感じのもの
が有る。

登山は趣味であり自己責任の範疇だとする流れと、命は平等
であり、一つの命も救えず多くの命を救えるのか?とする着眼
点など、今の社会には何処かしらで似たような葛藤が存在して
いるのでは無かろうか。

速水の主張よりも確かに助けてもらった人の声の方が説得力が
有る。また医師だけでなく、現場のスタッフの意見を広く
取り入れるという意味では成功している内容だった。

ただ現状のままではパンチ力もないまま閉鎖の流れが続いて
いく様な感じ。何よりもこの存続問題を院内の中で実際に本気
で考えている人物は登山したモノ且つ、登山で病気や怪我で
悩まされたモノや山の診療所に関係した事の有る人物だけという
感じに見えてしまう所が有る事だろうね。

そういえば地味なところで登山客の一人として斎藤清六さんが湿布
をもらう姿が有った。

速水圭吾 …… 向井理 (29歳、心臓外科医)
小山遥 …… 尾野真千子 (28歳、山小屋を経営する両親に育てられ
東京で看護師)
平原あかり …… 小池栄子 (34歳、ベテラン看護師)

小山雪乃 …… 三浦理恵子 (38歳、雄一の後妻)
井上幸治 …… 山崎樹範 (37歳、不動産業、山荘でアルバイト)
沢口光香 …… 市川由衣 (23歳、教授の娘、圭吾のフィアンセ)
木野憲太 …… 菅田将暉 (19歳、明慶大学医学部生徒)
村田佳秀 …… 小澤亮太 (21歳、明慶大学医学部生徒)
鈴木真子 …… 能年玲奈 (20歳、明慶大学医学部生徒)
田中謙介 …… 前田公輝 (18歳、山荘アルバイト)
宮下エミリ …… 折山みゆ (25歳、山荘アルバイト)
平原桃花 …… 本田望結 (6歳、あかりの娘)
野村恭介 …… 戸次重幸 (35歳、遥が働いていた病院の医者)
速水悦子 …… 中田喜子 (56歳、母、健康診断で問題が・・)
小山雄一 …… 笹野高史 (65歳、遥の父親)
高井聡志 …… 佐藤二朗 (43歳、医学生時代から山の診療所でボラ
ンティア)
沢口哲夫 …… 松重豊 (55歳、速見の上司)
倉木泰典 …… 時任三郎 (55歳、「山の診療所」の責任者)

瀬尾隆一朗 …… 浅利陽介 (沢口、倉木の仲間、過去滑落事故)

事務長 …… 山崎一
岡村忠志 …… 相島一之 (1話で滑落した元登山家)

木村靖司、斎藤清六、松本じゅん、君沢ユウキ、宮地大介、
元井須美子、奥山隆、滝澤晴幸、七海映子、骨川道夫

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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