サマーレスキュー〜天空の診療所〜 (2012年7月期・TBS・日曜21時枠) 脚本：秦建日子、及川真実 チーフプロデューサー：志村 彰 プロデューサー：高石明彦 関川友理 演出：日比野朗、本多繁勝、水村秀雄、竹園元 音楽：羽毛田丈史 主題歌：Superfly「輝く月のように」 http://www.tbs.co.jp/summerrescue/

第10話 診療所最後の日。そして感動のラストへ
--------------------------------------------------------

--------------------------------------------------------

小山の心臓の手術の執刀を買って出た速水だが、事態は急変し
VFに陥り心臓マッサージをする。雪乃も急いで下山してくる中、
徹夜での手術が行われていく。

最終話は特にこれと言ったものが提示された訳ではなく、
ボランティアで運営していく事を選んで行き、現状を知らせた
という広報的役割が大きかった感じ。
沢口が後一歩の所で言葉が出かかっていた所を見れば、
それが現状では精一杯というところなのだろう。

則子の日記の発見によってドラマがもう少し盛り上がりを魅せ
られれば良かったのだろうけど、特に当時の事で新たな発見
が有る訳でもなかったし、ちょっぴり残念だった。

医療の原点があるとか、ここには学ぶ事が多いと言っている
割に、滑落事故ばかりでシナリオが構成されていたり、結局
の所、山小屋のスタッフが居なければ怪我も事故の半減する
んじゃないかと指摘されるような展開になってしまっている
所が残念だった。もう少しちゃんと医療従事者が学べる様な
場所で有ったり、文明の利器を利用しないで治療していくような
段取りが用意されていればその存在意義も分かるけれど、この
ドラマ内容を見ただけだとやはり、自己責任の領域で処理され
るべき案件だなと感じてしまう。

夏の期間だけドイツから戻ってこられるなんて、なんて都合の
良い設定なんだと。