TOKYOエアポート 〜東京空港管制保安部〜
(2012年10月期・フジ・日曜21時枠)

脚本:宇田学、徳永友一、早船歌江子
音楽:ティム・ウィン
プロデュース:長部聡介、関口大輔
演出:西坂瑞城、長瀬国博

http://www.fujitv.co.jp/tokyo-airport/index.html





第7話 交錯する思い…窮地に立たされた管制官
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竹内は年内一杯で羽田の管制官から、カナダのICAOでの転勤が
決定する中、竹内は香織の管制官としての能力を見極めて、
異例の早さでレーティング試験を受けさせることにする。
試験に受かれば訓練生ではなく、正式に管制官として独り立ちする
ことになる。
そんな中、先日のエマージェンシーの判断の件で、マスコミにバッシ
ングされていた近藤の処遇が決まり、ICAOの判断基準と照らし合わ
せてもなんの問題もないとして、復帰が決定する。しかし彼は、いざ
パイロットからの交信を受けると、手が震えて頭が真っ白になる
"スノー状態"に陥ってしまう。

篠田に試練を与えると共に、ベテランの管制官でもある近藤にも
試練を与える話だった。
篠田がいよいよ他の管制官と肩を並べるという中で、最後に
素人でもベテランでも陥る、管制官としての判断力の問題とその先に
あるリスクの問題を同時に扱おうとした格好なのだろう。

簡単に陥ってしまったトラウマが解消されるとは思わないけど、
やはり仲間の存在、バックアップの存在の大きさなんかを知らしめる
意味では凄く良い感じの話で、これまでのこのドラマの中では一番
バランスの取れた話だったと思う。

少しずつ職場周りの仲間との距離感も良い感じになって来ているし、
職場だけでなく敷島珈琲内でのやりとりなども、少ない時間ながらも
楽しめるものが有った。

近寄りがたい雰囲気を放っていた近藤に対して、KY酒井をぶつける
辺りの上手さも目立った。

管制官として何が欠けていたのか。
篠田は目の前のパイロットへの気遣いは取れているけど、周りの管制官
の事情を考えている余裕が無かったという事で、その事に気づかせて
もらう辺りのやりとりの連携も上手く行き届いていた。

管制官として何を大切にしているのかという答えに対して、何も無いこと
という突拍子も無い答えの先にある、当たり前にあることへの大切さを
知らしめる形で良く出来ていたと思う。

篠田香織 …… 深田恭子 (30歳、管制官)
酒井真奈 …… 佐々木希 (24歳、管制官)
近藤幸宏 …… 要潤 (32歳、主任管制官・訓練監督者)
山下佑司 …… 瀬戸康史 (24歳、管制官)
竹内裕美 …… 瀬戸朝香 (35歳、主任管制官・訓練監督者)
氷室一生 …… 別所哲也 (48歳、先任管制官)
矢野元治 …… 梶原善 (49歳、主幹管制官)
結城昇 …… 時任三郎 (48歳、主幹管制官)
田辺明 …… 螢雪次朗 (57歳、管制部長。東京ACCから異動)
岡本哲治 …… 長谷川朝晴 (40歳、管制官)
川上 栄一 …… 大塚ヒロタ (管制官)

中島ハル …… 野波麻帆 (29歳、主幹管制官)
桐島悠 …… 佐藤江梨子 (30歳、グランドスタッフ)
城之内玲子 …… 山口紗弥加 (35歳、グランドスタッフ)
飯田博之 …… 浅香航大 (24歳、グランドスタッフ)
槙野仁 …… 神尾佑 (43歳、整備士)
流川ユキ …… 野村麻純 (整備士)
本上圭介 …… 平岡祐太 (30歳、元パイロット研修生)
工藤美希 …… 上原美佐 (29歳、ディスパッチャー)
田中 和也 …… 笠原秀幸 (空港消防隊員)
杉内泰三 …… 飯尾和樹 (45歳、バードパトロール)
村田智弘 …… 河原健二 (バードパトロール)

大野 …… きたろう (空港内・お土産屋)
敷島貴志 …… 野間口徹 (コーヒーショップの店長)
横山博 …… 小野武彦 (コーヒーショップの店長)

栗山 …… 橋爪淳 (国土交通大臣)
斎藤 …… 菅原大吉 (管制官、試験官、将棋クラブ)

沢木楓、深江卓次、木川淳一、川合鉄平、田村隆

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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