TOKYOエアポート 〜東京空港管制保安部〜 (2012年10月期・フジ・日曜21時枠) 脚本：宇田学、徳永友一、早船歌江子 音楽：ティム・ウィン プロデュース：長部聡介、関口大輔 演出：西坂瑞城、長瀬国博 http://www.fujitv.co.jp/tokyo-airport/index.html

第10話 感動の最終回！命を守る航空管制官
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アメリカのGPSシステムが突然機能しなくなった為に、
羽田に緊急のダイブアウトを要請する飛行機が増える中、
更には空港内の電源が突然落ちてしまい、羽田は混乱する。
GPSは愉快犯によるシステムの乗っ取りだと判明し、停電に於い
ても工事中の不具合による送電・供給の不通だと判明。
しかし運の悪い事は重なるように、空港内に設置して有る非常用
発電システムもまた機能を果たさなくなり、蓄電された電源
だけで空港の離発着を行う必要性が生まれる。日没までに全ての
航空機を着陸させる事が出来るのか!?

最終話はこのドラマらしさで締めくくってはいるのだけど、
クリスマスの時期という事も有って、もう少しアメリカナイズト
されたような"クリスマスの奇跡"を演出しても良かったのかも。

奇跡は人の力によってたぐり寄せるモノというのは現実的で
手堅いのだけど、空港職員の連携性はこれまでにも描かれている
ので、見えない力が負の方向だけでなく、正の方向にも働いても
良かったのかも知れないなと。

不思議な事と言えば、優秀な管制官が全て女性繋がりである点。
アメリカの連邦航空局で働いている鈴木真紀、カナダのICAOで
働こうとしている竹内、そして篠田へと能力が受け継がれている。
女性の細かい気配りさが反映されているのか。
基本的に空間認識能力は女性よりも男性の方が長けている様な
事が言われているので、パイロットの様な職業には男性の方が
向いている感じだけど、平面での作業は女性の方が向いている
のだろうか。前作のドラマの中では真紀がこの空間認識能力が
高い事が描かれ、3Dでドラマが構成されていたりもしたのだけど
ね。

立場は違っても航空機を安全に守り抜くという共通の意思が有る
辺りの展開は上手く表現されていたと思う。

命に対する竹内の拘りも漠然としたモノでは無く、明確なエピソ
ードとして存在している辺りの整合性は上手く図れていたと
思う。