Wの悲劇
(2012年4月期・テレ朝・木曜21時枠)

原作 - 夏樹静子「Wの悲劇」(光文社文庫)
脚本 - 寺田敏雄
演出 - 片山修、植田尚
ゼネラルプロデューサー - 内山聖子
プロデューサー - 飯田爽、清水真由美

http://www.tv-asahi.co.jp/w-higeki/





第7話 遂に最終章双子の母親の正体!!
--------------------------------------------------------

--------------------------------------------------------

与兵衛を殺したのは自分だとして、さつきが自首する中、
和辻家の関係者の中で、裏切り者が居る事が発覚し、更には
殺人事件の偽装に関与した人物は、遺産相続の権利が無くなる
事を知り、全ての人物がそれに該当するのではないかとして
意気消沈する。そんな中、さつきが容疑者だと思われていた
中学校教師殺害の事件が進展を見せ始める。

和辻家の事情を語り合う中に一条春生が居るという不可思議な
状況。遺産相続やら殺人事件に於けるナーバスな状態の中で、
他人を信じて部屋にまで通してしまう辺りに、かなりの違和感
が有った。

遺産の件で例外が有るという辺りの設定がイマイチよく分かり
づらいものが有ったけど、さつきはこの事さえも見通していた
とするならば、何処で法律を学んだのだろうか。

さつきが生きるために何でもしてきたけれど、殺人までは犯して
いなかったとする辺りは、多少なりともサプライズ感に繋がって
いるけど、殺人を犯していたからこそ、母親の件を庇う辺りの
流れで肝の据わった態度を見せているのかと思っていただけに
やや違和感を覚えるのは確か。

どちらの殺人も不可抗力だったものが有り、そういう意味では
不幸な事件だった。最初から自白していれば面倒なことに
ならなかった流れだよね。

もう少し右京さんがジワジワって和辻家を追い詰めていく物語になる
かと思っていたけど、思っていたより和辻家の事件は面白くなかった。
バランスよく双子の物語を描いたつもりなのかもしれないけど、どう
しても相殺してしまっている印象が有り、2時間もののドラマを
引き延ばした感が出てしまっているのかなとも思う。

このドラマのピークは、さつきと摩子の関係が認知されていない
頃にあったね。

和辻摩子 …… 武井咲 (20歳、孫)
倉沢さつき …… 武井咲(二役、売春)
弓坂圭一郎 …… 桐谷健太 (34歳、刑事)
一条春生 …… 松下由樹 (41歳、ショーパブ経営者)
立花綺羅々 …… 福田沙紀 (20歳、ショーパブ)
御堂沙耶香 …… 剛力彩芽 (20歳、ショーパブ)
レイラ …… 森田彩華 (21歳、ショーパブ)
クララ …… 昆夏美 (19歳、ショーパブ)
ソアラ …… 山口恵 (ショーパブ)
和辻与兵衛 …… 寺田農 (65歳、和辻製薬社長)
和辻みね …… 野際陽子 (62歳、与兵衛の妻)
和辻淑枝 …… 若村麻由美 (44歳、与兵衛の娘)
和辻道彦 …… 中村俊介 (42歳、叔枝の三番目の夫、准教授)
和辻卓夫 …… 武田航平 (28歳、繁の息子、会社の秘書室)
和辻繁 …… 金田明夫 (60歳、与兵衛の弟)
間崎鐘平 …… 高橋一生 (35歳、与兵衛の主治医)
木村志乃 …… 広岡由里子 (32歳、和辻家のお手伝い)
西田喜直 …… 岸博之 (刑事)

日高賢一 …… 阪田マサノブ (被害者)
中里右京 …… 津川雅彦 (静岡県警)
鳴海祐二 …… 福本伸一 (中里の部下。刑事)

青山勝、国枝量平、茂木和範、小川智弘

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

inserted by FC2 system