35歳の高校生 (2013年4月期・日テレ・土曜21時枠) 脚本：山浦雅大、高橋悠也 音楽：横山克 演出：佐久間紀佳、南雲聖一、西野真貴 総括：神蔵克 チーフプロデューサー：大平太 プロデューサー：池田健司、秋元孝之、高明希 主題歌 - EXILE「Flower Song」 http://www.ntv.co.jp/35jk/

第10話 魔女裁判…彼女が高校生になった目的を糾弾
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サバイバルキャンプが終わった週明けに生徒たちが学校に来る
と、盗まれた携帯が机に置かれていることを知る。
サバイバルキャンプで、携帯を没収し、自給自足させ、不必要な
生徒を多数決で決めてクラスから追放させたことに対して
問題行動だと問われる中、あかりは、学校の裏サイトで異変が
起きている事を語る。全員のランキングが撤廃されているとの
こと。そんな状況の中、全員のケータイ電話にメールが送られ
てきて、馬場の告発文がロッカー内にある事を聞かされ、
更には、正光がその事実を元に「魔女裁判」をして、馬場の
過去を明らかにすることを告げる。

ドラマとしては完全に馬場の過去を明らかにする為ばかりの
シナリオだった。前回のサバイバルキャンプも唐突な状況設定
だったけど、今度のドラマの状況設定もかなり強引なものが
有り、とっかかりには相当癖が有る。

特に訳ありっぽい阿久津の使い方には説得力がなく、生徒たち
もそもそもの問題が何だったのかという事を完全に忘れており
そこに言及しないところは相当な違和感しかない。

今期のドラマ「ラストシンデレラ」で、桜と広斗の出会いには
作為的なものが有った為に、そこに至る過程の全てを否定して
しまうという流れに繋がるのだけど、それとも遠からず似た
部分が有る。

結局生徒たちが馬場の存在を否定して、今までの関係を望む
のであればそれはそれで良いとは思うのだけど、馬場一人に
責任を押しつけてしまうという辺りはかなり不自然だ。

彼女の存在はあくまできっかけに過ぎないという着眼点を
もてれば自然と問題は解決されると思うんだけどね。

掌を返したように土屋の子分たちが騒ぎ出す辺りがまた
学習しない人たちだねって感じ。

阿久津も全て告白するのであれば、自分で明らかにすれば
良いのにね。