ダンダリン 労働基準監督官
(2013年10月期・日テレ・水曜22時枠)

脚本 - 秦建日子
原作 - ダンダリン一〇一
演出 - 佐藤東弥、中島悟
チーフプロデューサー - 伊藤響
プロデューサー - 三上絵里子、柳内久仁子
主題歌:松任谷由実『今だけを きみだけを』

http://www.ntv.co.jp/dandarin/




 

第1話 働く人を守りたい…ブラック企業に制裁を
--------------------------------------------------------

--------------------------------------------------------

西東京労働基準監督署はある部屋を片付けていた。
殺風景な部屋には熱帯魚が一匹だけ残されていた。それを見て
まるでアイツみたいだとつぶやく・・・その三ヶ月前。
段田凛は青山署から西東京労働基準監督署に異動してくる。
初日にも関わらず段田凛は通勤までの道のりで、労働基準法を
犯している企業を目にするとどうしても見過ごすことが出来ず、
指摘していく姿があった。
西東京労働基準監督署にやって来た段田凛に対して真鍋重夫署長
は土手山を彼女の指導係に任命。前田署長からは段田は相当な
問題児らしいので気をつける様言われるが・・・

水曜ドラマということで、働く女性のことを主に取り上げる枠なの
だろうけど、単純に名前からすると2010年放送の黄金の豚-会計検査庁
特別調査課-
とか2012年のトッカン -特別国税徴収官-を彷彿
とさせるドラマ。

初回なのでこんな感じだろうという想定範囲内のドラマ内容で、
何のサプライズもなければ、またしても似たような女性主人公
キャラクターが登場した感じで、竹内結子さんが菅野美穂さん
に変わっても篠原涼子さんに変わってもさほど印象は変わらない
し、役所が会計検査庁や国税徴収官から労働基準監督署に変わって
もあんまり代わり映えがしない。

お役所仕事によって個々の案件に対して感情移入せずに事務的処理
を淡々とこなしていくものたちに一石を投じるのだろうし、
個々の案件に於いては、イヤという程現実というものを突きつけて
その都度、お役所たちの態度にいらつかせつつも、段田凛が
その役所の対応の壁というものを打ち破っていくということなの
だろう。

チームがどんな形で機能するのかまだ未知数な部分があるのだけど
平均以上のドラマになるのかどうかはちょっと怪しい感じはする。

キャラクターの造形自体がどうも漫画チックでぎこちなく、
最後に逮捕するという流れがまた、妙にまどろっこしくて、
エンディング周辺でのもたつき感には妙に違和感が有った。

とりあえず初回なのであんまり評価は固定せず、少し様子を見守り
たいところだ。

西東京労働基準監督署
段田凛 …… 竹内結子 (32歳、「働く人を守る」為に止められない)
土手山郁夫 …… 北村一輝 (44歳、課長、役所体制に身を委ねるが・・)
真鍋重夫 …… 佐野史郎 (55歳、署長、トラブルは困るよ!)
南三条和也 …… 松坂桃李 (27歳、東大卒、5年目、凜の指導係)
温田祐二 …… 水橋研二 (38歳、監督官、優勢な人にのっかる)
小宮瑠璃子 …… トリンドル玲奈 (23歳、芝居心、頭がキレる)
太田昌子 …… 大島蓉子 (53歳、非常勤、署長の話を聞く)
田中正一 …… 大倉孝二 (38歳、監督官、空気を読みすぎる)

相葉博美 …… 賀来千香子 (50歳、相葉社労士事務所・代表)
胡桃沢海 …… 風間俊介 (27歳、相葉社労士事務所、南三条の元同期)
紺野みどり …… 西田尚美 (41歳、元郁夫の妻、雄一という息子)
南三条恭子 …… 石野真子 (50歳、和也の母、金の執着)

西川修 …… 渡辺いっけい (鴨光ハウジング営業部)
鴨光徹 …… でんでん (鴨光ハウジング社長)
山嵜 …… 趙a和 (akari cafe店長、ウエイトレスは女性限定は駄目)
西川陽子 …… 長野里美 (修の妻)
木下健次郎 …… 小浜正寛 (検事)

河西健司、弘中麻紀
平沼紀久、中村嘉宏、芝彰子、萩原利久、上田まりえ(アナ)


評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

inserted by FC2 system