ダンダリン 労働基準監督官
(2013年10月期・日テレ・水曜22時枠)

脚本 - 秦建日子
原作 - ダンダリン一〇一
演出 - 佐藤東弥、中島悟
チーフプロデューサー - 伊藤響
プロデューサー - 三上絵里子、柳内久仁子
主題歌:松任谷由実『今だけを きみだけを』

http://www.ntv.co.jp/dandarin/




 

 

第8話 会社が嫌なら辞めればいい?働く人の選択肢
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竹光製作所の案件で、南三条は無力さを知り、その責任を段田
に影響されたからだとして怒りをぶつける。段田は南三条が
自分の信念で行動していると思っていた事を告げ、誤解していた
として失望する。失意の南三条はその足で相葉社労士事務所
の相葉の元を尋ねて二人きりで話をする。
そんな中、西東京労働基準監督署では南三条が休んでいることに
関して心配する。更にそんなさなかに、南三条の友人の母・照美
だという人物が相談に尋ねてくる。
彼女によると、息子・航はブラック企業に就職してしまったことを
告げ、メキシカンファミレスチェーンであるADIOSに就職したが、
残業続きで全く自宅に帰られない状況だという。
その頃、航は店長の島根から、社内規定の事を厳しく言われ、
違反すると研修になることを聞かされる。

完全に凛によって職場が影響を受けていることが描かれ、
意識改革が行われつつあるのを実感出来るもの。
「段田ストレス」というワードが前回の「段田化」と同様に職場
に流れている事からもその存在感の大きさというものを示すもの
だった。
公務員と民間企業の対峙はとても興味深いし、日本の行政が
現場を反映せずにルールと言う名で是正していくことが正直
正しいとは思わないのだけど、過酷な現場の姿を見ると、やはり
企業側に非があるのではないかと思うところにも繋がっていて、
この手の問題はなかなか白黒付かないところが有るな。

解決の仕方に関しても、人頼みのところがあり、少々心細い
ところが有ったけど、日本の不況の原因の一つが今回の民間企業
の一人七富の語るところに通じるところも有るので全てに
於いて否定できない所もあるのだろう。ただこそくな手段を生み
出しては、次々に従業員を使い捨てのようにしている姿に弱者
としての立場の方に同情出来る部分が多いというところ。

今までならば公務員同士も相手の実家にまで足を運んで励ます
人などいなかっただろうし、段田の姿が上手いこと影響・意識改革
を行っているというところなのだろうね。

気になるのは竹光製作所の件はまだこれから対峙していくのかと
いう点かな。

西東京労働基準監督署
段田凛 …… 竹内結子 (32歳、「働く人を守る」為に止められない)
土手山郁夫 …… 北村一輝 (44歳、課長、役所体制に身を委ねるが・・)
真鍋重夫 …… 佐野史郎 (55歳、署長、トラブルは困るよ!)
南三条和也 …… 松坂桃李 (27歳、東大卒、5年目、凜の指導係)
温田祐二 …… 水橋研二 (38歳、監督官、優勢な人にのっかる)
小宮瑠璃子 …… トリンドル玲奈 (23歳、芝居心、頭がキレる)
太田昌子 …… 大島蓉子 (53歳、非常勤、署長の話を聞く)
田中正一 …… 大倉孝二 (38歳、監督官、空気を読みすぎる)

相葉博美 …… 賀来千香子 (50歳、相葉社労士事務所・代表)
胡桃沢海 …… 風間俊介 (27歳、相葉社労士事務所、南三条の元同期)
紺野みどり …… 西田尚美 (41歳、元郁夫の妻、雄一という息子)
南三条恭子 …… 石野真子 (50歳、和也の母、金の執着)

竹光 正 …… 長谷川初範 (竹光製作所)
茅ヶ崎 英夫 …… 大高洋夫 (竹光製作所)
田端 雅弘 …… 伊藤正之 (竹光製作所)

小山田航 …… 石田卓也 (「アディオス」西東京駅前店社員)
島根 尚人 …… 石井正則 (「アディオス」西東京駅前店店長)
小山田照美 …… かとうかず子 (航の母)
七冨 靖史 …… 升毅 (七冨ホールディングス社長)
鈴木 圭太 …… 小山弘訓 (「アディオス」公園前店店長)

岩田丸、山崎画大、斧口智彦、小山弘訓、高島大幹


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