dinner (2013年1月期・フジ・日曜21時枠) 脚本 - 黒岩勉 音楽 - 佐橋俊彦 演出 - 星護 プロデュース - 小椋久雄、山崎淳子 編成企画 - 鹿内植、土方政人、城宝秀則 http://www.fujitv.co.jp/dinner/index.html

第2話 居場所を無くした料理人！？
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新しい料理長を迎えたイタリアンレストランのRoccabianca。
江崎は料理の味は食材 * 料理法によって成り立つものである
事を告げ、このままだとこの店は必ず潰れるとのメッセージを
発する。再生計画を考える中で、沙織は江崎が朝から厨房で
何か配置の入れ替えをしている事を目にする。使い勝手が
変わっている事に他のスタッフは使いづらいとして愚痴るが・・

ドラマとしては面白く出来るいるのだけど、早くも江崎がチーム
の一員としてあっさりと受け入れられたなという印象ばかりが残る
エピソードだった。
確かに革新性・進化を求める江崎と伝統をベースにしていくで
あろう今井のコンビは今後とも目が離せないものだけど、
もう少し江崎は他のスタッフに悪態をついて、激しい衝突が
起きていくので受け入れられるまでに時間がかかるものだと
思った。

上に立つモノとして、スタッフたちは誰もが認める驚くべき
スキルが有ると、人は認めてしまうものは有るとは思うけどね。

ただこんな良い人材が何故派遣登録されているのか、イマイチ
よく分からない所も有るし、その辺の流れであんまり説得力は
無い感じがする。

今井のエピソードだけを見ていくと彼の店での存在の意義を見出
していくもので、とても興味深い流れだった。
自分にとってこの店はもう必要とされていない場所なのか。
今まで保守的にシーザー(オーナーシェフ辰巳)の背中ばかりを
追いかけてきて自ら攻撃的な料理の開発を怠ってきた事に対して
それではダメだと感じて、上手い事初心に戻るべく、料理の開発
過程の楽しさに触れたのではないか。

冒頭での江崎が配置換えをしている辺りが、分かる形で流れ作業
的に使いやすさが分かっていくような展開を少しでも見せれば
良かったんだけどね。