dinner
(2013年1月期・フジ・日曜21時枠)

脚本 - 黒岩勉
音楽 - 佐橋俊彦
演出 - 星護
プロデュース - 小椋久雄、山崎淳子
編成企画 - 鹿内植、土方政人、城宝秀則

http://www.fujitv.co.jp/dinner/index.html





 

第4話 届け!パスタにのせた想い
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一ヶ月くらい前から店の周りにいつも同じ車両が有る事を
知った千尋は瀬川に相談する。瀬川は個人的な都合で店の
仕入れに使う金を流用していた事も有り緊迫感を感じていた。
もしかすると江崎は訳ありの人なのではないかとして、支配人
の沙織はそれとなく話を聞いていくが、実際にははづきの父
洋文が民自党の幹事長の鮎川三郎の政治資金規正法違反で
帳簿を持ったまま逃げていく事が発覚する。

警察が店の周りで張り込みしている事を知った店員たちは、
料理人の中に怪しい経歴を持つ人物が居るのではないかと疑う。
江崎が来た時期と同じくして現れた為に江崎を疑う。

同じ時期に来たのが江崎だけでなく、奥園明美もまた店に来ていた
という辺りのサプライズ感が最終的には良いスパイスとなった。
料理の持つ意味合いが相手の心を動かすというのは、今期の
ドラマの中でも信長のシェフでも散々描かれているけど、
リゾットに込めた思いというのが上手く現れていたと思う。
偶然だけど、今週の「信長のシェフ」でも、徳川家康に対して、幼い
時に約束した思いを料理(伊勢エビ)の中で思い出させるというネタだ
ったね。

いくつもの全く関連性の無いエピソードの流れが存在しており、
それが最終的に一つの料理人としての決意に繋がっていくという
作りが上手く、多くは語らずとも料理人として必要な物は何かを
淡々と伝える江崎の役割は、メインシェフとしての存在感を
十二分に発揮している。

名店・テレーザに果たして女性シェフは存在していたのか。
父親と娘、互いに無骨な性格で直接的なコミュニケーションは無い
ものの、根底では求め合っている姿が、"秘すれば花"に象徴的に
描かれているところがなんとも言えないモノが有るな。

謎の客だった奥園さんの登場はこれで終わりなのかな。
カトパンが出ていたのが笑えた。

江崎究 …… 江口洋介 (45歳、料理長)
辰巳沙織 …… 倉科カナ (26歳、支配人)
今井耕助 …… 松重豊 (46歳、副料理長)
夏野大樹 …… 袴田吉彦 (38歳、肉・魚料理担当)
武藤はづき …… 関めぐみ (31歳、パスタ・リゾット担当)
浜岡孝太郎 …… 志賀廣太郎 (58歳、前菜担当)
本宮恵理子 …… 柴本幸 (29歳、ワイン担当&ウェイトレス)
大塚弥生 …… 池津祥子 (ドルチェ担当)
辰巳日出男 …… 風間杜夫 (63歳、オーナーシェフ)
木村数馬 …… 八嶋智人 (43歳、パスタ・リゾット担当)
瀬川壮一 …… ユースケ・サンタマリア (42歳、給仕長)
中野千尋 …… 篠原真衣 (26歳、新人ウェイター)
平石雅弘 …… 渡辺邦斗 (27歳、ウェイター)
大橋悟 …… 伊藤祐輝 (25歳、ウェイター)
梶信成 …… 越村友一 (30歳、見習い)
古田博巳 …… 町田宏器 (21歳、皿洗い)
湯浅清三 …… 伊武雅刀 (有名指揮者)
菊地 …… 矢柴俊博 (料理人、静岡の実家に帰らせていただきます)
奥園明美 …… 濱田マリ (客)
佐々木則之 …… 清水伸 (刑事)
浅野拓也 …… 小林博 (刑事)

武藤洋文 …… (はづきの父、警察にマークされる)

加藤やよい、遠藤瑠菜、倉田大誠(アナ)、加藤綾子(アナ)

評価:★★★★★★★☆☆☆ (7.0)

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