dinner (2013年1月期・フジ・日曜21時枠) 脚本 - 黒岩勉 音楽 - 佐橋俊彦 演出 - 星護 プロデュース - 小椋久雄、山崎淳子 編成企画 - 鹿内植、土方政人、城宝秀則 http://www.fujitv.co.jp/dinner/index.html

第5話 空飛ぶタコと小さな奇跡
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少しずつ再び起動に乗り始めたロッカビアンカ。
休憩時間に賄い料理を食べる中で、料理人に対する家庭の事情
が会話のネタとして語られる。少年のような心を持つ江崎を
恋愛対象として見られるのか。はづきはそんな心など役にも
立たないとするが、はずきは少なからず好意を寄せていた。
しかし江崎が結婚しているのかどうか誰も知らず、はづきは
尋ねると、結婚しているという事を聞いて複雑な心境になる。
一方夏野は不倫関係に有る恵理子に対して、休日を利用して温泉
旅行に行こうと誘われる中、夏野の妻・愛美が子供の受験の打ち
上げをロッカビアンカで行うとしてやってくる。夏野は恵理子
と愛美が鉢合わせすることに肝を冷やし、瀬川に協力を求める
が・・・

来週、再び訳ありスタッフの緊迫感に溢れる展開なので、それが
起きる前の砕けたコメディチックな展開だったという事だろうか。

かつて芸能人の中で料理人の妻になった人が、料理人とは結婚す
べきではない事を言っていたのを聞いた事が有るけど、それだけ
厨房に拘束される事件が長く、家庭との両立が難しいものなのだ
ろうか。

ドラマに於ける袴田吉彦さん演じるキャラクターの女性関係を巡る
トラブルというのは最早お約束レベルのものがあるけど、今回の
一面は誰もが円満的な解決を見せているのでそう思い感じもしない。
ただ浮気して居るにもかかわらず何のペナルティも発生しないし、
ただただ恵理子が都合の良い女になってしまったところが少々残念。
まぁ本人が納得しているのであれば別に良いとは思うが。

勘違いから発生する物語は終盤まで上手く勘違いのままですり合わ
せしていて上手く出来ていたし、一人肝を冷やしている夏野の
姿を見れば、それがペナルティとなっているという所なのだろう。

どんな人物が来てもプロに徹するのが料理人で、料理に意味合い
を持たせたり、店にはないメニューにも対応していく厨房の姿
が何とも言えないモノが有った。