ドクターX 〜外科医・大門未知子〜
(2013年10月期・テレ朝・木曜21時枠)

脚本:中園ミホ
音楽:沢田 完
演出:田村直己、松田秀知
企画協力:古賀誠一
プロデューサー:内山聖子、大江達樹、西河喜美子、池田禎子、大垣一穂
主題歌:Superfly 「Bi-Li-Li Emotion」

http://www.tv-asahi.co.jp/doctor-x_02/




 

第7話 失敗しない医者が嫌いな患者
--------------------------------------------------------

--------------------------------------------------------

教授選を前にして、外科統括部長・蛭間としては海老名ではなく
近藤を推そうとしていること。しかしそんな流れに待ったを
かけるかのようにして、内科統括部長・馬淵は前主任教授
の鷹野を再び本店に戻して、次期主任教授に推薦する。
彼は近藤が発表した生体腎・小腸交換移植術に負けないような
パリの学会でクライファート賞候補のあがる論文を功績にして
戻って来たのである。そして今回の次期主任教授に於ける優位性
を誇示する為に金沢の病院で見てきた厚生労働省医政局長の母・
久恵を転院させてFOLFIRINOX療法を使って治療することを宣言
する。

このドラマが安定して見ていられるのも違和感の有るアイドル俳優を
紛れ込ませていないというところに有るのかもしれないね。

正直内科と外科の戦いという畑違いの争いにも思える部分も
有るのだけど、そんな争いをしている人たちがバカだと思える
様にして存在している大門の存在が面白く抽出するように描かれて
おり、今回は大門がメインとして執刀しなくても、それらが見事に
描けているところが上手いシナリオだった。

また大門に対する言及も忘れずに、「100%とか絶対を軽々しく口
にする人を信用しない」とする患者の心理が投げかけるものは
大きかった。「失敗するかもしれないリスクを言ってくれる人の
方が信用出来る」とし「私の命を背負ってくれている」感じが
してくるというのも確かに一理あるんだろうね。

ただそんな気持ちを背負ってくれるのは寧ろ内科医の仕事で、
外科医として確率の高い人を選びたくなってしまうところも有る
のだろうけどね。

大門が手術する日をもう少し引き延ばした方が良いとする意図が
何処にあるのかという感じでちょっとした興味を引き出す流れ
もまた上手く出来ている。

大門未知子 …… 米倉涼子 (37歳、フリーランス外科医)
近藤忍 …… 藤木直人 (38歳、第二外科・講師)
城之内博美 …… 内田有紀 (34歳、フリーランス麻酔科医)
海老名敬 …… 遠藤憲一 (50歳、第二外科・教授 「御意三兄弟」)
鮎川司 …… 満島真之介 (25歳、第二外科・研修医)
照井珠緒 …… 笛木優子 (31歳、蛭間の秘書)
橋本理沙 …… 水沢エレナ (24歳、看護師)
亀山久 …… 猪野 学 (40歳、第二外科・准教授 「御意三兄弟」)
鶴田匠 …… 野間口徹 (38歳、第二外科・助教 「御意三兄弟」)
鵜沢信 …… 六角慎司 (40歳、事務長・補佐)
鷹野七起 …… 浅野和之 (55歳、主任教授だったが、蛭間から解雇)
烏丸金男 …… 笹野高史 (60歳、事務長)
神原晶 …… 岸部一徳 (66歳、名医紹介所・所長)
馬淵一代 …… 三田佳子 (58歳、内科統括部長、女性トップ)
蛭間重勝 …… 西田敏行 (62歳、外科統括部長、帝都「ゴッドファーザー」)
星野 あかり …… 有川加南子 (手術看護師)
辺見 たか子 …… 浅田光 (手術看護師)
ナレーション …… 田口トモロヲ

信太昌之、鬼頭真也、清水一希、山元隆弘、兒玉宣勝
師岡広明、稲葉年哉、福田敦子

蛭間華子 …… 藤真利子 (蛭間の妻・白薔薇会)
蛭間裕華子 …… 藤岡沙也香 (蛭間の娘)
浅井久恵 …… 白川由美 (厚生労働省医政局長の母)

野口雅弘、窪園純一、長畑豊、伊藤裕一

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

inserted by FC2 system