独身貴族
(2013年10月期・フジ・木曜22時枠)

演出:武内英樹、平野眞、宮木正悟
脚本:佐藤嗣麻子
プロデューサー:牧野正、草ヶ谷大輔
主題歌:SMAP「シャレオツ」

http://www.fujitv.co.jp/dokusinkizoku/index.html




 

第1話 なぜ僕が結婚しないのか?その理由を今夜教えましょう…。独身貴族の兄と離婚勇者の弟。そして、結婚難民のヒロインが織り成す大人のトライアングルラブコメディ
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守は女性とのデートは良いが結婚はまた別だと考える男性だ
った。寧ろ結婚する意味が分からないと考えて、独身を貫く
39歳だった。そんな彼には弟の進が居て、彼もまた家庭を持つ
ことは苦手。現在の妻とも離婚調停中で、それにも関わらず
毎晩のように女性をとっかえひっかえ家に引き連れてくる。
守は一人で過ごすことに拘りを持っていたことも有って、
弟の存在を疎ましく思うも邪険には扱えずに居た。
そんな二人は、星野財閥の御曹司で、現在は映画制作会社「キネ
マ・エトワール」の社長と専務だが、経営は赤字続きで、
今回の大型の企画を通したいと考えていたが、肝心の大物脚本家
は協力するとしつつも、突然逃走して、企画自体が危うくなって
いく。

なんだかとりとめのない話で、どういう方向性を持つのか
まるで分からないドラマ。
キャラクターの特性・特徴が独身に対するこだわりだけで、それ以外
の要素が今のところ提示されたものがなく、ただ先代が金持ち
だったというだけで、先代からの人脈と資産を食いつぶして生きて
いるだけの穀潰しの男に思えるところが有る。
格好付けるのも良いのだけど、自分で成功を収めた金で偉そうな
主張をしているというよりも、まるで民主党の元首相のように
金持ちにあぐらをかいていて、口だけ番長的人物像で有って、どうも
キャラクターに感情しづらい。

独身を謳歌するという意味では、かつて阿部さん主演で放映
された結婚出来ない男を彷彿とさせるのだけど、そんな部分
も中途半端だし、守と進の関係は一見すると正反対の人間なんだ
けど、少し遠くから眺めれば、どちらも同じ人種であり、他人との
家庭を築き上げるには欠如しているものが有り、それが両親に
よる影響なのか、なんなのかというところにも繋がっているのかも。

映画関係者としての設定も今のところは活かされていない。
東京ラブ・シネマというドラマが昔月9枠で放送された
けど、守のこだわりがセンスの良い映画だけだということも有って
本当に映画人として、センスを持っているのかは謎である。

見合いする女性が、近所の角の前川さんの事を引き合いに出したり
犬の話をする辺りはひとつ屋根の下でも似たようなネタが
有ったよなぁ。

守自身がヤマタノオロチのような女性にだらしない人物だとして
ヒロインたちに誤解されつつドラマが進行していくというドラマ
ならばまた面白くなっていきそうだし、誤解やすれ違いというもの
をもう少しドラマの中で演出して、ドラマをわかりやすく盛り上げて
欲しいところ。まぁまだ一話なので、今後面白くなることに期待
しよう。

星野 守 …… 草g剛 (映画制作会社「キネマ・エトワール」社長)
春野 ゆき …… 北川景子 (脚本家を夢見ながら)
星野進 …… 伊藤英明 (守の弟で「キネマ・エトワール」の専務)
川越裕太 …… 藤ヶ谷太輔 (「キネマ・エトワール」のラインプロデューサー)
緒方須美花 …… 蓮佛美沙子 (「キネマ・エトワール」守の秘書)
小原沙織 …… 西原亜希 (ゆきの親友。ハウスクリーニング「リトルメイド」で働く)
現王園玲子 …… 平岩紙 (大手映画配給会社「日本映画」会長の令嬢)
小林征嗣 …… 篠井英介 (「小林法律事務所」の進の妻の弁護士)
星野亜希子 …… デヴィ・カスルノ (「キネマ・エトワール」経営)
高倉雄二…… 津川雅彦 (大物脚本家)
水島 …… 梶原善 (「日本映画」)
和正 …… 和泉元彌 (ゆきの見合い相手)
彌 …… 品川徹 (守の父)
さち …… 市毛良枝 (ゆきの母、青森、膝が悪い)

大谷英子、大桑マイミ、蒼井そら、池田嘩百哩、Elina B
菅登未男、しのへけい子、上村依子、石黒久也、よしのよしこ
藏内秀樹、柴田光

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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