独身貴族
(2013年10月期・フジ・木曜22時枠)

演出:武内英樹、平野眞、宮木正悟
脚本:佐藤嗣麻子
プロデューサー:牧野正、草ヶ谷大輔
主題歌:SMAP「シャレオツ」

http://www.fujitv.co.jp/dokusinkizoku/index.html




 

第6話 動き出した恋…僕は結婚します。
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守はゆきの誕生日のパーティーの際、彼女の為を考えて彼女
が好みそうなプレゼントを用意するが、進がゆきと屋上で
キスしているのを見て、ゆきへの思いというものを絶ち、
玲子との結婚に向けて歩み始める。ゆきと二人三脚で作成して
来た脚本も忙しいことを理由に最優先事項としては扱わなくなり
ゆきは違和感を覚えていく。

本来は少しずつゆきに対して、気むずかしい感じの守が自分の
隠れた良さというものを表していかねばならない状況なのに、
その役目を全て進が持っていってしまっているところが有る。
しかしそんな進も、名前の通り、好きな相手の為だと思えば
一直線で、脚本を映画化させたいとするゆきの望みをあっさり
とかなえていこうとするところに落とし穴があるという感じの
エピソードだった。

正直、もう少しゆきが変わり者で、守との波長に同期して欲しい
部分が多いのだけど、進がその周波に上手く乗ってしまっている
という感じなのだろうか。
その周波が実際には同期しているようでしていないとする
状況をこれから描いていくのだろうけど、今回はその第一歩と
いう感じだった。

そしてありがちだけど人は崖っぷちに追い込まれないとなかなか
本音を語ろうとしないところがある。
物事死ぬ気でやれば何でも出来るという言葉が有るように、
守にとって結婚は死にも値する状況だと感じるのであれば、
色んな意味で実行に移して欲しいところだけど、守よりも先に
亜希子がその異変や流れを止めそうな感じもするし、好き勝手
しているようで実際には兄思いの一面がある進もまた、ゆきの
気持ちに気が付いて譲っていくとする流れが有るのだろうね。
そこに守という人徳さを感じるのか同情と見るのかは分からない
けど、人徳さを裏付ける為のエピソードを少しずつでもエンディング
に向けて描いていって欲しいところだ。

星野 守 …… 草g剛 (映画制作会社「キネマ・エトワール」社長)
春野 ゆき …… 北川景子 (脚本家を夢見ながら)
星野進 …… 伊藤英明 (守の弟で「キネマ・エトワール」の専務)
川越裕太 …… 藤ヶ谷太輔 (「キネマ・エトワール」のラインプロデューサー)
緒方須美花 …… 蓮佛美沙子 (「キネマ・エトワール」守の秘書)
小原沙織 …… 西原亜希 (ゆきの親友。ハウスクリーニング「リトルメイド」で働く)
現王園玲子 …… 平岩紙 (大手映画配給会社「日本映画」会長の令嬢)
小林征嗣 …… 篠井英介 (「小林法律事務所」の進の妻の弁護士)
星野亜希子 …… デヴィ・カスルノ (「キネマ・エトワール」経営)
高倉雄二…… 津川雅彦 (大物脚本家)
水島 …… 梶原善 (「日本映画」)
和正 …… 和泉元彌 (ゆきの見合い相手)
彌 …… 品川徹 (守の父)
さち …… 市毛良枝 (ゆきの母、青森、膝が悪い)
細井 …… 三浦真椰 (映画制作会社「キネマ・エトワール」)

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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