独身貴族
(2013年10月期・フジ・木曜22時枠)

演出:武内英樹、平野眞、宮木正悟
脚本:佐藤嗣麻子
プロデューサー:牧野正、草ヶ谷大輔
主題歌:SMAP「シャレオツ」

http://www.fujitv.co.jp/dokusinkizoku/index.html




 

第10話 さようなら…それぞれの選択
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いよいよ守と麗子の結婚式が行われることになる。
チャペルでの結婚式で、麗子はドレスに身を包む中、来客たち
は式が始まるのを待っていた。進は兄の守るに対して、半年前
の兄貴に今の兄貴のことを聞かせたい事を語る。確か結婚は
奴隷生活のようなものだと語っていたとして、守の主張を指摘
すると、守は人との出会いによって考え方は変わるものだという。
結構とは冷静な状況な時にこそ判断すべきだと、新たに持論を
展開する。しかしそんな中、麗子はドレスを脱いで控え室から
居なくなっている事を知る。結婚式はとりあえず延期という
ことになるが、これは当人同士の気持ちの問題ではないかと
して二人の事見守ることになる。
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守と麗子が結婚する上で決定的なアイテムとして存在していき
そうな、星野家の長男の花嫁に伝わる「ネックレス」の存在が
有り、それが最終的には生命線となりそうな感じ。

互いに気持ちが有ることは明らかだし、守がゆきの誕生日に
プレゼントしたものがとりあえず正式な持ち主であるゆきの元
に伝わったことによって、一つのピースがハマった訳だけど、
今度はゆきが持つネックレスの流れをどう処理していくのか。

守の考えは相変わらず合理的というか、その感情の中に愛という
言葉がまるで含まれていない。
特別に飾り立てるような恋愛は好まないし、ロマンチックな恋
というものにも興味はなさそうだけど、彼の場合、数多くの
映画を見ている中で、必ず恋愛に於ける好きなシチュエーション
というのは存在しているだろうので、それに被せたシチュエーション
を求めて行くところに繋がっていくのではないかなという感じ
もする。

相手のことに知らないことに何の違和感も持たない守と、大抵の
人はそれに不安を覚えるからこそ、常にスキンシップを図って
それを伝え逢う必要があると感じているのだろうけど、その辺の
感覚の欠如が守にとっては致命的だ。ただそれでも、守の中に
ある人間性というものを彼の行動だけで感じ取れる人物にこそ、
彼が相手にふさわしいというところになるのだろうね。

映画館で「あじさい」の最終日に殆ど居ない映画館でゆきと
守ばかりが座って映画の世界に入り込んでいるところなど、性格
としては二人の相性はぴったりだと思う。

その後二人は物事の対する価値観の違いというものも、再び映画
「めぐり会えたら」の主人公たちの行動の真意を巡って、意見
を交わすことになる。捨てられたウォルターとハッピーエンド
を迎えたアニーとサムの事を引き合いに出していたけど、
ウォルターとなるべき人物はこのドラマの中では厳密には居ない
ような感じはするね。

「運命のマジック」「帰り着くべき道」という言葉に現実的な
守がそれを求めて行くのか。

星野 守 …… 草g剛 (映画制作会社「キネマ・エトワール」社長)
春野 ゆき …… 北川景子 (脚本家を夢見ながら)
星野進 …… 伊藤英明 (守の弟で「キネマ・エトワール」の専務)
川越裕太 …… 藤ヶ谷太輔 (「キネマ・エトワール」のラインプロデューサー)
緒方須美花 …… 蓮佛美沙子 (「キネマ・エトワール」守の秘書)
小原沙織 …… 西原亜希 (ゆきの親友。ハウスクリーニング「リトルメイド」で働く)
現王園玲子 …… 平岩紙 (大手映画配給会社「日本映画」会長の令嬢)
小林征嗣 …… 篠井英介 (「小林法律事務所」の進の妻の弁護士)
星野亜希子 …… デヴィ・カスルノ (「キネマ・エトワール」経営)
高倉雄二…… 津川雅彦 (大物脚本家)
水島浩一 …… 梶原善 (「日本映画」)
彌 …… 品川徹 (守の父)
さち …… 市毛良枝 (ゆきの母、青森、膝が悪い)
細井恵 …… 三浦真椰 (映画制作会社「キネマ・エトワール」)

現王園 …… 梅野泰靖 (会長)

美山加恋

佐藤誓、大竹浩一、梅野泰靖、鳥羽まなみ、駒木宏美
笠井信輔(アナ)

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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