独身貴族
(2013年10月期・フジ・木曜22時枠)

演出:武内英樹、平野眞、宮木正悟
脚本:佐藤嗣麻子
プロデューサー:牧野正、草ヶ谷大輔
主題歌:SMAP「シャレオツ」

http://www.fujitv.co.jp/dokusinkizoku/index.html




 

第11話 恋の結末
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「八月のボレロ」の脚本の完成と同時にゆきと連絡が取れなく
なる一同。ゆきは青森の実家へと帰郷し、退職願も郵送で
送ってくる。社長の守は彼女の意思だからとして気にして
居ないそぶりを見せる中で、専務の進はこれまで散々振り回さ
れた来た離婚弁護士の小林から、突然USBメモリーを手渡され
る。そこには小林が密かに進の浮気調査として撮影していた
動画ファイルが入っていた。そんな中で進の元に玲子がやって
くると、玲子は星野家に伝わるネックレスのことを尋ねる。
恐らく兄がゆきに預かってもらっているものだとする進。
そんな進が見ていた動画ファイルにゆきと守が仲よさそうに
して会話している姿を目にしてしまう。
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ドラマとしては守とゆきが結ばれることは明らかなのだろう
けど、見ていると凄く面倒臭い展開によって、ややしらける
ところも多かった。

人の価値観というのもそう簡単には変えることは出来ない事
を示唆しているのと同時に、今時の草食系男子には、ここまで
お膳立てしてあげないと結婚は出来ないものであることが
描かれた。
今のご時世が加味されてのことかも知れないけど、やっぱり見て
いると相当面倒臭い男だ。

現代の世の中、金がなくて結婚しない・家庭を持たないという
人が圧倒的に多い中で、金を持ったら持ったで結婚しない
というのだから少子化にもなるって感じ。

女性から告白されても尚自分の生き方を変えようとしない
ところはある意味凄かったけど、弟からこれ以上は言及しない
とか、彼女の玲子からも凄い勢いで本音を引き出させようと
される中で、人間は相手にされているウチが幸せだと思う。

やはり草なぎくんの語気を荒げるシーンってどうも苦手だ。
真剣さは伝わってくるのだけど・・・。
ただ突っ込み所も多いキャラクター故に、ついつい構いたく
なったり、面倒を見て上げたくなるっていう感じはよく
出ていたのかなと思う。この辺は芸能界に於ける草なぎくんの役所
と繋がっているのだとは思うけどね。

映画が題材となったドラマ故に最後は守自身をドラマの主人公の
ようにして演出するという面白い意図とチャレンジ精神は感じる。
特にエンドクレジット直前の裏舞台を描いているシーンを見ると、
このドラマのリハーサルなのか、それともドラマの中のドラマのリハーサル
なのかという感じでナチュラルな感じが不思議な感覚へと視聴者を
誘ったと思う。

星野 守 …… 草g剛 (映画制作会社「キネマ・エトワール」社長)
春野 ゆき …… 北川景子 (脚本家を夢見ながら)
星野進 …… 伊藤英明 (守の弟で「キネマ・エトワール」の専務)
川越裕太 …… 藤ヶ谷太輔 (「キネマ・エトワール」のラインプロデューサー)
緒方須美花 …… 蓮佛美沙子 (「キネマ・エトワール」守の秘書)
小原沙織 …… 西原亜希 (ゆきの親友。ハウスクリーニング「リトルメイド」で働く)
現王園玲子 …… 平岩紙 (大手映画配給会社「日本映画」会長の令嬢)
小林征嗣 …… 篠井英介 (「小林法律事務所」の進の妻の弁護士)
星野亜希子 …… デヴィ・カスルノ (「キネマ・エトワール」経営)
水島浩一 …… 梶原善 (「日本映画」)
さち …… 市毛良枝 (ゆきの母、青森、膝が悪い)
細井恵 …… 三浦真椰 (映画制作会社「キネマ・エトワール」)

山下智久
逢沢りな、いか八朗、須田邦裕、松居大悟

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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